こんにちは。パソコンドック24 仙台駅東口店 です。
今回は、仙台市泉区のお客様からNECのPC98 NOTE(PC-9801NS/T)をお預かりしました。
電源が入らないパソコンを処分するために、データの消去をご希望です。
パソコンドック24のデータ消去には、2種類の方法があります。
・データ領域の隅々まで、無意味なデータを繰り返し上書きする論理消去
・記憶装置(HDDならプラッタ、SSDならメモリチップ等)を破壊する物理消去
今回は、論理消去をご依頼いただきました。
98noteは公式サイトによると、1992年に発売されたパソコンのようです。
この重厚感、歴史を感じますね…。
早速HDDを取り出しましょう。
まず、左側面のHDDカバーをスライドして外します。
ネジを2本外して本体から引き抜きマウンターを外すと、HDDが取り出せました。
最近あまり見かけない、SCSIの接続端子がついています。
これはIDE接続という古いタイプのHDDで、SCSIに変換され内蔵されていました。
(画像右端の剣山のような、細いピンが2列に並んだ部分が特徴です)
特殊なデータ消去機器に接続し、上書きを繰り返し、元のデータは完全に消去できました。
古いHDDは変換ケーブルやアダプタ等がないと、汎用ツールの論理消去ができないことも多くあります。
HDD自体のコンディションが良くないと、せっかくデータ消去ソフトを買っても使えないことも…。
当店ではHDDのインターフェースがSCSIやSASでも、データ消去サービスをご利用いただけるので安心です。
ご希望のお客様には、データ消去証明書を発行しております。
パソコン処分をご検討の際は、データ消去もまとめて当店にご相談ください。
(本記事ではバッテリーを取り付けたままの写真を掲載しておりますが、実作業は安全のためバッテリーを外して行っています)
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