北名古屋市からお越しのお客様より、「PS4 Proの電源コードをスリープ中に抜いてしまい、そのあと正常に起動しなくなった」とご相談いただきました。
ご自分でシステムファイルをダウンロードし対処できないか試したそうですが上手くいかず、当店に持ち込まれたようです。
PlayStation4 Pro システムファイル破損
GPU機能が強化されたCUH-7200Bです。
本来であればHDDのステータスチェックも行いたいところですが、分解をするとSONYでの保証が受けられなくなる可能性があります。
そのため、今回はシステムファイルの再インストールのみ試すことになりました。
電源を入れると本体ストレージの状態確認が行われたあとセーフモードが起動し、「アップデートファイル(再インストール用)が保存されたUSBストレージ機器を接続してください」と表示されます。
アップデートファイル準備
PS4システムソフトウェアアップデートページにアクセスし、本体の指示通りファイルをダウンロードします。
このとき、まずはパソコンのデスクトップなどに保存してください。
本体の文言には「再インストール用」と書かれていますので、上部にあるPS4アップデートファイル」ではなく下部の「PS4再インストール用ファイル」をダウンロードします。
アップデートファイルと再インストール用のファイルは、名前は同じですがファイルサイズに差があります。
念のためアップデートファイルも試しましたが、そちらでは修復できませんでした。
USBメモリー準備
USBメモリーを用意し、FAT32でクイックフォーマットをかけます。
フォーマットされたら、空のUSBメモリーの中に「PS4」というフォルダーを作成します。
できあがった「PS4」フォルダーの中に、更に「UPDATE」というフォルダーを作成します。
「UPDATE」フォルダーの中にダウンロードした「PS4UPDATE.PUP」をコピーします。
PS4 Pro システム初期化
セーブデータなどは消えても問題ないと伺っていたため、このまま初期化を試します。
PS4 Proの電源を入れる前に先程準備したUSBメモリーを本体に差しておきます。
「USBストレージ機器を接続してください」の段階で差してもUSBメモリーは認識されません。
再インストール用ファイルが認識され、警告画面が表示されました。
「はい」を選択します。
初期化が進んでいます。
HDDが故障していると異常に遅かったり途中で止まったりする恐れがあるため、進行状況をしっかりと確認します。
システムソフトウェアアップデートのインストール画面に切り替わりました。
しばらくすると再起動し、初期セットアップ画面が表示されました。
確認のために仮ユーザーを作り、最後まで進められることを確認します。
初期化成功
無事初期化が成功し、通常通り起動するようになりました。
パソコンに限らず、ゲーム機やビデオレコーダーなどでもいきなり電源が落ちてしまうとシステムを破壊する危険性があります。
使わないときはなるべく電源を切るようにし、移動の際はスリープになっていないか確認するようにしましょう。
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