名古屋市西区からお越しのお客様より、「使用していると頻繁に固まる」とご相談いただきました。
BTOパソコンでSSDが搭載されていますが、それにしては遅い上に固まってしまい操作を受け付けないことがあります。
SSD故障の可能性が高いとお伝えした上でお預かりになりました。
BTOパソコン H310M-A 動作が重い・フリーズする
第8世代のCore i5が搭載されたBTOパソコンです。
インターネットサーフィンをしているだけで固まってしまうとのことです。
Windows10で使用されており、Windows11へのアップグレードはされていません。
分解:SSD
サイドパネルを開けると、底面に固定された形でSSDが存在しました。
裏面からネジを外し、ケーブルを抜き取ります。
CPUファン下のフィンに埃が目立ちますね。
メモリーのチェックテストでは異常は検出されませんでした。
SSD故障
ステータスチェックをしたところ、98%ではあるものの正常と表示されました。
しかしエラーセクタや読み書きの失敗が多数検出されています。
データは不要ですが念のため保全しようとしたところ全く読み出せず、読み書きのスピードテストをしてみましたが次々とエラー箇所を検出し途中で止まってしまいました。
SSD故障で間違いないようです。
このColorfulというメーカーのSSDは一時期BTOでよく使用されていたようで、たびたび見かけます。
しかしこのメーカーSSDが使われている上で動きがおかしいというご相談の場合、大抵SSDが故障していました。
どの例も使用年数が長いというわけではないので、SSD側の問題と思われます。
SSDを新品に交換した上で、Windowsをクリーンインストールします。
8000番シリーズのCPUが載っているので、2025年にサポートが終了するWindows10ではなくWindows11で修理することになりました。
SSD交換
新品のSSD500GBを取り付け、清掃も行います。
埃が詰まっていると廃熱不良になりパソコンパーツの劣化に繋がるので、半年に1回は掃除できると理想的ですね。
BIOS更新
Windows11をインストールしようとするとBIOSバージョンの不適合で進められなかったため、BIOSの更新を行います。
マザーボードのメーカーページにWindows11対応のBIOSイメージがありました。
USBメモリー経由でBIOS上から更新を進めます。
無事更新が完了し、バージョンが3202になりました。
Windows11クリーンインストール
現時点で最新のWindows11(22H2)をSSDへインストールします。
インストールが済んだらMicrosoft アカウントではなくローカルアカウントでセットアップし、先程のマザーボードメーカーページからダウンロードしたドライバーで調整していきます。
これでしばらくはサポート期限を気にすることなく使用できるようになりました。
外部清掃・返却
受付時にお預かりしていた情報でウイルスバスターをインストールし、外部清掃が済んだら返却です。
快適なスピードを取り戻し、サクサクと動くようになりました。
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