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【自動修復】HP ProDesk 400 G3 Mini PC データ救出

カテゴリー :データ復旧・救出

名古屋市西区からお越しのお客様より、「電源を入れると【自動修復】となりWindowsが起動しない」とご相談いただきました。
とにかく仕事データが大切ということで、データ復旧でのお預かりです。

HP ProDesk 400 G3 Mini PC OSが正常起動しない

第7世代Intel CPUが搭載された超小型デスクトップパソコンです。
コンパクトではありますが、CPUはデスクトップパソコン用のものが載っています。
前日までは使用できていたものの、当日電源を入れると「自動修復」と表示され、待ってみてもWindowsは起動しません。

分解:HDD

今回は修理を行わずデータ復旧メニューのみでのお預かりです。

背面側のトルクスネジを緩め、サイドパネルをフロントごとずらすようにして外します。

すぐにHDDが見えました。
赤枠内のレバーを引っ張り上げるようにすると、HDDが押し出されるようにして外れます。

HDDステータス:注意

HDDを検証用パソコンに接続してステータスチェックを行うと、代替処理保留中(読めなくなった箇所のデータを正常な箇所に書き移す処理)が発生している注意状態でした。
使用時間は3万をこえた状態で、訂正不可能エラーもかなりの数検出されています。
専用機に繋いでもうまくコピーできず、特殊な方法を使用しての復旧になりました。

データ復旧

当日中にでも仕事で必要なデータがあるとのことで特急メニューでお預かりしていたのですが、救出できそうなデータは250GBほどになりそうだということが夕方にわかりました。
受付の際同時にお預かりした外付けHDDは十分な空きがありましたが、夕方からのコピーでは間に合わない可能性が高いです。
そのため、まずはすぐに必要なデータだけを先にお渡しし、残りは後日お受け取りにきていただくことになりました。
USBメモリーをお持ち込みいただき、そこに必要なデータのみをコピーして返却。
後日、お預かりしていた外付けHDDにそのデータを含め救出できたデータをすべてコピーして返却です。

データ保全

お返しの際、「データはパソコンと外付けデバイスなど、2カ所に同じデータが存在するようにしてください」とお願いしました。
外付けHDDやUSBメモリー、SDカードなどでもデータの復旧をご依頼いただくことがあります。
壊れない機械は存在しないので、大切なデータは二重化することで保護しましょう。

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