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I-O Data HDL2-AA12/E NAS データ復旧及び6TB→16TBへ容量アップ 京都市北区のお客様修理事例

カテゴリー : データ復旧・救出京都・四条店

概要

機種:I-O Data HDL2-AA12/E

原因:RAID1(ミラーリング) HDD2台共に不良にてデータアクセス不可

対処:NAS データ復旧及び6TB→16TBへ容量アップ

詳細

こんにちは。パソコンドック24 京都・四条店 です。

今回は京都市北区からのお客様より、NAS(I-O Data HDL2-AA12/E)のデータ復旧事例です。前日まで利用できていたが、急にデータへアクセスできなくなったとの事でお持ちいただきました。内蔵HDDが不良である場合に、店頭で状況を確認するために通電するだけでも状態が悪化することもあるのでそのままお預かりです。

早速分解して内蔵HDD2台を取り出します。上部のフタは、ボタンを押しながらスライドする事で簡単に外れます。HDD単体でチェックすると両方ともに不良セクタがあり故障していることが分かります。不良であることに加えて、HDDの使用時間にかなりの隔たりがあります。購入からHDDを交換していない状態で、時間が数千時間の違いがあるのは1台の通電状態にも問題があったかもしれません。
1台のHDDは比較的不良セクタが多くなく、正常なHDDへ不良個所のみを飛ばしてデータを取得します。

データ取得後に、オリジナル環境にて起動させるとStatusランプ:緑点滅 HDDランプ:消灯(2台とも)状態です。

Web管理画面を開くと容量がゼロで、RAIDの状態も準備中です。

Windowsからはボリュームを認識せずエクスプローラで全くアクセスできませんでした。

データを取得したHDDに修復を行い一台にて動作確認すると、データが閲覧できる状態となりました。いくつかランダムにファイルを開くと特にエラーとなるものもなく、ほとんどロストも無くデータが復旧できました。
この時点で、お客様へ診断結果をご連絡させてもらいデータ復旧可能な旨をご連絡します。するとこの際、大容量のHDDへ交換したいというご要望もいただきました。
メーカーでもそういった事例について触れている個所が無く動作保証についてはできませんが、お客様ご了承のもと6TB(ミラーリング)→16TB(ミラーリング)への構成へと交換となりました。
HDDはお客様にて準備いただき、NAS向けのWD161KFGXを搭載します。

手順

①. 復旧した正常なHDDの6TB 一台にて動作確認
②. ①の6TB HDDと16TB HDDにてミラーリング実施
③. ②で正常にミラーリングを終えたHDDの16TB 一台にて動作確認
④. ③の16TB HDDともう一台の16TB HDDにてミラーリング実施

※各ミラーリングは半日くらいで完了しました。また6TB⇔16TBのミラーリングも、16TBの方は空き容量が約10TBと見えており容量については柔軟に動作してくれてました。

復旧データはロストもほぼ無さそうで、お客様にも喜んでいただけました。
今回はミラーリング環境でも、HDDの故障状態をNAS本体がエラー検知する基準値の問題もあってか、1本目が故障しながらエラーを未然に発せずに2本目もエラーとなりデータアクセス不可となりました。ミラーリング環境でもそういった不具合も起こりうるので、データを二重化できているだけで過信せずに定期的にどちらも正常かをご自身の目で見て確認されることをお勧めします。

HDD・SSD・NAS・USBメモリなどのデータ復旧も全般対応しておりますので、お困りの際にはパソコンドック24 京都・四条店にお越し下さい。

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