清須市からお越しのお客様より、「ランプが点滅し電源が入らない」とご相談いただきました。
修理は特に考えていないものの内部の写真を取り出したいとのことです。
東芝 B452/23G PB45223GUPW 電源が入らない
2012年に発売されたWindows8搭載モデルです。
バッテリーだけでの起動では、オレンジランプが点滅します。
ACアダプターを差した状態では白ランプが点滅します。
ランプ点滅はHDDやメモリーなどのパーツ故障、マザーボード異常など様々な可能性があります。
また、バッテリー放電やCMOSクリアなどで回復する場合もあり、原因は多岐に渡ります。
今回は修理を目的とされていないため、故障原因の診断は行いませんでした。
分解:SSD
バッテリーを外し、蓋固定用のネジを緩めます。
蓋を外すと下部にSSDがありました。
この機種はHDDモデルのため、SSD換装をされているようです。
HDDに装着されていたはずのマウンターはなく、発泡スチロールで固定されていました。
発泡スチロールを取り外し、SSDを右方向へ引き抜きます。
SSDステータス:正常
SSDは見たことのないメーカーのものでした。
ステータスチェックソフトでもメーカー名が表示されません。
SSD換装後あまり使用されていなかったようで、14時間ほどしか使われていません。
こういったあまり目にしないメーカーのSSDは安価に購入できますが、その分信頼性も落ちるのであまり推奨できません。
データ復旧
SSDは正常でしたので、データ救出も問題なく進められました。
携帯で撮影された写真がメインのようで、救出できたデータは685MBほどです。
ご来店の際にデータを確認していただいた上で、持ち込まれたUSBメモリーへその場で移行してご返却いたしました。
データ保全
今回はSSDが正常でしたので問題なく救出できたものの、SSDは故障してしまうとデータを救出することが難しくなります。
高額復旧になる可能性もありますので、大切なデータは1カ所ではなくパソコンの中と外部メディアなど2カ所に保存するようにしましょう。
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