日本列島は梅雨に入り、蒸し暑くなってきました。夏に備えてのパソコンの熱対策はお済みですか? 早くもデオドラントボディペーパーが手放せなくなった扇町店店長のタケちゃんです。
今回は、「電源は入るが画面に何も表示されないdynabook UX/24JBLの修理」です。コンパクトで持ち運びにも便利で個人的には好きなマシンです♪
最初は「たまに起動しない時があるなぁ…」という程度だったのが、日を重ねる毎にその割合が高くなっていき、最終的には何度やっても画面が出なくなったとのこと。この機種は同症状のトラブルが多く、悩んでおられる方は多いと思います。
症状だけを見ると、最近の不具合によくある「グラフィックチップ(GPU)のハンダ割れ」に似ていますが、当機種に関しては原因は別の所にあります。
それはズバリ、BIOSの不具合によるもの。
要するに見た目と裏腹に物理的な故障ではなく、パソコン内部の基本的なプログラムが正常に動作しなくなってしまったことによる起動障害です。
BIOS自体がおかしくなってしまった場合、EEPROMを直接交換しないといけないことが多いですが、自力で交換するには技術を相当必要とします。
メーカーに出すとまず間違いなくマザーボードの故障扱いで5万円前後の修理代がかかります。それで已む無く諦められて買い替えなさった方も多いのでは…?
こういう時はパソコン修理専門業者の出番です。パソコンドック24にお任せください。無理せず直します。
マザーボード補修
とりあえず分解し、EEPROMを取り外します。
ROMライターで読み書きができるか確認します。
読み書きできました。想定どおりの不具合でした。今回はROMライターを用いて、最新BIOSを直接EEPROMに書き込んで修復を行なうことにします。
慎重に組み戻して電源投入。毎度の事ながら緊張の一瞬ですが、はたして…。
バッチリ成功!(^^)v
お客様にとって愛着のあるマシンだったようで大層喜んで頂けました♪
BIOSが原因のトラブルは、この機種に限らず多いので、似たような症状でお困りの方はぜひとも一度お気軽にご相談くださいませ。
PC修理 「正常に起動しない」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
PC修理 「動作が遅い・固まる」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
更新:
公開: