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MacBook Pro (Retina, 15インチ, Late 2013) A1398 バッテリー膨張

カテゴリー :Mac修理 バッテリー修理(Mac)

こんにちは。パソコンドック24 渋谷店 です。

今回は MacBook Pro (Retina, 15インチ, Late 2013) A1398 のバッテリー膨張でお困りのお客様からご依頼を頂きました。
写真の通りPC内部でバッテリーが膨張してトラックパッドを押し上げています。

バックパネルを外してみるとより分かりやすいですね。

バッテリーの交換と内部清掃した後の写真がこちらです。

100%まで正常に充電が完了し、システム上でも異常はありませんでした。

その他の動作確認も問題なく、トラックパッドも元通りです。

昨今のノートPCやスマートフォンにはリチウムイオンバッテリーが搭載されています。
このリチウムイオンバッテリーはバッテリー材料の劣化に伴うガス発生により電池の内部にガスがたまることでパンパンに膨らんでしまいます。
特にガス発生量が多くなるのは「過充電」や「過放電」と呼ばれる状態のときです。

過充電とは、電池の容量が100%を超えてからもさらにエネルギーを詰め込もうと充電してしまう状態のことです。(充電ケーブルを刺したまま使い続けるなど。)
過放電とは、電池の容量が0%を表示している状態からさらにエネルギーを取り出そうと放電してしまう状態のことです。(半年以上使用せずに自然放電されるなど。)

簡潔に内容をまとめると、充電のし過ぎも充電しなさ過ぎもリチウムイオンバッテリーの劣化を加速させる要因となりますので注意が必要です。
可能であればバッテリー容量を20~80%で使用するとリチウムイオンバッテリーが長持ちすると言われています。

また、過充電、過放電だけではなく、電池の温度が高いことも劣化を加速させる要因となります。
一般的に化学反応は温度が高いほど反応速度が上がるため、電池においても温度が高いほど劣化が早く進行してしまいます。
炎天下などの高温環境下、充電しながらの激しい操作など、電池の温度を高くするような使用方法は控えたほうがいいでしょう。

これからの季節は気温も上がり、例年バッテリー膨張のご相談も増えていきます。
膨張したバッテリーは爆発や火災のリスクがあります、無理に使い続けずに一度当店へご相談下さい。

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