ACアダプタとジャックが溶けたパソコンからデータ救出

カテゴリー :データ復旧・救出

名古屋・庄内緑地公園店の修理事例

名古屋市北区からお越しのお客様より、「電源アダプターが溶けた」とご相談いただきました。
ACアダプターを接続した状態でノートパソコンを使っていた際、席を外して戻ってきたら接続部分が溶けていたとのことです。

東芝 Satellite PT5713TDSGBW T571/W3TD　電源ジャックが溶けてしまった

Intel第2世代Core i7搭載のWindows7パソコンです。
発売から10年以上経過しており、ACアダプターを繋がないと電源が入らない状態でした。

写真の通り、アダプターとジャックが溶けてしまっています。
店頭でお見せいただいた際に思わず声が出てしまったほど驚きました。
席を外していたときにこうなったそうで、発火や感電などが起きなくて本当になによりです。

古いパソコンということもあり、修理はせずにデータ復旧のみ試みることになりました。

分解：HDD

通電を防ぐためバッテリーは外し、裏面中央の蓋固定ネジを緩めます。

銀色のシートで覆われているのがHDDです。
上方向に引き抜きます。

HDDステータス：異常

入っていたHDDは320GBのもので、使用時間が4万を超えていました。
代替処理済（読めなくなった箇所のデータを正常な箇所へ書き移す処置）のセクタ数が「15704」とかなりの数検出されています。
これでは起動していたのが奇跡なくらい、と思ったのですが、環境保全では特にエラーが出ることなく完遂しました。
復旧レベルが高くなり高額になってしまうことを懸念したのですが、そうはならずこちらとしても一安心です。