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【SSD故障】mouse HM-B460-TD-G BIOS画面が表示される

カテゴリー : SSD換装・交換パソコンが起動しないパソコン修理名古屋・庄内緑地公園店マウスコンピューター

西春日井郡豊山町からお越しのお客様より、「電源を入れるとBIOS画面が表示される」とご相談いただきました。
ご自分でデータドライブ用のHDDにWindowsを入れ直したそうですが、認識されていない機能があったりSSDに比べて格段に動作が遅かったりとお困りでご来店されました。

mouse HM-B460-TD-G NVMe SSDを認識しているがWindowsが起動しない

第11世代のCore i7・GeForce RTX 3070搭載の高性能ゲーミングBTOパソコンです。

Windows11アップグレード後、電源を入れるとBIOS画面が表示されるようになりました。

NVMe controllerを見ると、ADATAのNVMe SSD512GBを認識しています。
電源を入れたあとしばらくmouseのロゴ画面が続いてBIOS画面になるので、SSDを読み込もうとして失敗している可能性が高そうです。

分解:SSD・HDD

サイドパネルを外すと、まず気になったのが埃でした。
ペットを飼われているらしく、動物の毛が埃と一緒にあります。
動物の毛や羽根は人間と同じく皮脂がついているので、埃を吸着して固まってしまうことが多いです。

ヒートシンク下のSSDと、右上にあるHDDを外します。
HDDケーブルはすでにお客様が抜いていたため、HDDを引っ張り出すだけで済みました。

仮組みをしてメモリーのチェックテストを行いますが、異常はなし。
しかしCPU温度が高いのが気になりました。

SSD完全故障・HDD正常

SSDとHDDを検証用パソコンに接続して確認すると、HDDは問題なかったもののSSDは全く認識しません。
BIOSで表示されていたのはBIOSがSSD情報を記憶してたからかもしれないですね。

購入してから2年ほどとのことですが、使用時間を見るとなかなかの時間使われてました。

お客様に伺うとSSDの空き容量は容量バーが赤くなるほどだったようで、使用時間も相まってSSDに負荷がかかっていたようです。
SSDは空いている領域に仮データを書き込むため、空き容量が少ないと寿命が短くなりがちです。
データドライブがある場合はユーザーデータをそちらへ保存するのが望ましいですね。

もともと調子が悪かったところにWindows11アップグレードという大量の読み書きが加わり、SSDが壊れてしまった可能性があります。

SSD交換・Windows11クリーンインストール

SSDを外すと、メーカーロゴ表示時間は短くなりました。
こちらもSSDが原因だったようです。

SSDを新品の500GBに交換し、Windows11をクリーンインストールします。

その後、mouseのメーカーサイトやマザーボードの製品サポートページからダウンロードしたソフトウェアでドライバー調整を行います。
ドライバーインストールを行わないとお客様が仰っていたように使えない機能が出てしまうため、デバイスマネージャーで不明なデバイスがないかを確認しながら調整します。
Windows Updateや使いやすい調整なども進めました。

吸気ファン増設

このBTOパソコンは排気ファン1個のみしかなく、メモリーチェックテスト時のCPU温度からしても冷却が足りません。
ヒートシンクがあるとはいえNVMe SSDは発熱しやすく、またグラフィックボードがGeForce RTX 3070と高性能モデルのためそちらも熱を持ちやすいです。
内部の構造を確認すると前面にファン取り付け位置があったため、2個の吸気ファンを増設することになりました。

反対側のサイドパネルも開きしっかり清掃を行ったあと、2個のネジを外して前面のファン取り付けパーツを外します。

吸気になるよう向きを確認し、ファンを2個取り付けます。

サイドパネルを開けた状態で電源を入れ、回転と吸気に問題がないことを確認します。

ケーブルは反対側のサイドパネル裏から通しているため、ほぼ気になりません。
これでCPUやSSD、グラフィックボードを効率的に冷やせるようになりました。

HDDデータドライブ化

HDDにWindowsが入っているため内部をいったん消去し、再度データドライブとして使用できるようにしました。
返却時に、写真や動画・音楽などはDドライブに保存するようお願いしています。

外部清掃・返却

Windows10まではタスクバーのメニューアイコンが左端にあったため、お客様の使いやすさを伺いつつ左端に設定しました。
SSDはHDDのような動作が遅い・固まるなどの前兆が出ずに故障することが多いです。
空き容量は100GB以上を保つ・定期的に清掃する・夏場はエアコンで部屋を冷やしてから使うなど、なるべく負荷がかからないような使い方が望ましいですね。

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