パソコンドック24が修理できるのはパソコンだけではありません。今回は変わり種の修理です。たとえ小型であってもCPUが搭載されている製品は、大局的に見ると設計ノウハウは似ています。パソコン修理の専門店なら、応用ノウハウで対応できます。
Garminコロラド300というGPS端末の修理依頼をお受けしました。この商品は販売終了から年数が経過しており、端末を販売するショップでは対応できません。
USBのコネクターがぐらついていて、パソコンとデータのやり取りができなくなっています。これを修理する必要があります。
難関がひとつあります。それは、細かいハンダ付け作業。しかも通常の基板補修と違って、抜き差しを頻繁に行なうコネクタ部分の補修なので、そこそこの強度があるハンダ付けを行なう必要があります。
コンデンサーや通常サイズのコネクターのハンダ付けは慣れてますが、小型端末のミリ単位の半田は初めてです。
いろいろ調べてUSBコネクターの半田付けは何とかできましたが、分解するためにいったん外したアンテナ線の扱いに苦労しました。細い線なのに二重構造になっていて、ギリギリの長さで線を継ぐ必要があります。しかも、熱で絶縁シールドが溶けないように工夫する必要があります。失敗できません。
これも、技術より工夫で対処して完了です。半田だけではUSBコネクターの強度が不安だったので強力接着剤で補強しました。(再度の修理も考慮して粘性のある接着剤)
無事、現在地を認識して納品です。パソコン以外でも多くの商品にコンピュータが組み込まれています。あきらめる前に一度、パソコンドック24八尾店にご相談ください。
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