こんにちは。パソコンドック24 大阪梅田本部 です。
今回は、「キー入力が不安定」になってしまったHHKBのキーボードをお持ち込み頂きました。文字が打てたり打てなかったりする、とのことで大変お困りのご様子でした。
USB Type-C端子の接触が悪いようで、少し角度をつけて挿したり、端子の差し込み部分を押さえたりしたら、入力ができることもあるとのこと。
このような症状が起こったきっかけは、コードをキーボードに差し込んだまま鞄に入れて持ち歩いていたので、端子に外圧が加わったのではないか、とのことです。
この機種はブルートゥース接続もできるのですが、職場規則的に有線接続しか駄目、とのことです。
「このキーボード無しでは仕事にならない」とお客様は大変お困りのご様子です。
自分の体に馴染んだ道具への愛着とそれがなくなった場合の不安感はとてもよく理解できます。
では早速、診ていきましょう。
分解すると、USB Type-C端子がくっついている基板が現れました。
今回の症状は、基板とUSB Type-C端子の接触が問題なのではないかと推測されましたので、基板を外して顕微鏡で診てみます。
すると、端子と基板の接続部分の半田に亀裂(半田クラック)が入っていました。
亀裂までは少し見難いですが、こんなふうに基板とくっついています。
お客様のおっしゃるとおり、外圧によって半田クラックが起こってしまったのでしょう。
特殊な機械を使い入念に半田修復をして組戻して修理作業完了です。
その後、念入りに動作テストを行いましたが問題なく文字入力ができるようになりました。
お客様にも大変お喜びいただけました。
パソコンドック24大阪梅田本部では、愛着ある道具に関することもご相談いただけます。
なにかお困り事がございましたら、パソコンドック24大阪梅田本部までお気軽にお問い合わせください。
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