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MacBook Pro バッテリーの膨張

カテゴリー :Mac修理 バッテリー修理(Mac)

こんにちは。パソコンドック24 渋谷店 です。

今回は MacBook Pro (Retina, 15インチ, Mid 2014) A1398 のバッテリー持ちが悪くトラックパッドが押しづらいとお困りのお客様からご依頼を頂きました。

 

お持ちいただいた時の状況

MacBookシリーズはバッテリーが劣化してくるとバッテリーアイコンの部分に「修理サービス推奨」の通知が表示されます。Macのシステム情報を確認してみると充放電回数が915回、バッテリーの交換修理の表示が確認できます。
※「修理サービス推奨」よりも更にバッテリーの劣化が進むと「バッテリーの交換修理」が表示されます。

修理推奨通知

写真では分かりづらいですが真横から見るとトラックパッドの辺りが盛り上がっています。
丁度トラックパッドの下に辺りにバッテリーが実装されているため、バッテリーが膨張した際にトラックパッドを押し上げてクリック感が無くなります。

トラックパッド膨らみ

 

分解・パーツ交換

早速本体を分解してみるとバッテリーがパンパンに膨張していました。
埃も大分溜まっていましたのでバッテリーの交換とPCのクリーニングを行います。

分解写真

バッテリー膨張

バッテリーの交換とPC内部のクリーニングを行ったのが次の写真です。
膨張したバッテリーを交換したのでトラックパッドのクリック感も元通りになりました。

バッテリー交換済み

新品バッテリー

 

修理完了・動作確認

新品のバッテリーを取り付けたことで充放電回数が1回、状態は正常の表示になりました。
その他動作確認も問題ありませんでした。

正常な画面表示

修理完了

リチウムイオンバッテリーの膨張はバッテリー内のリチウムが劣化し気化することで起こります。リチウムイオンバッテリーが劣化する要因は主に「過充電」と「過放電」だと言われています。

・過充電とは、電池の容量が100%を超えてからもさらにエネルギーを詰め込もうと充電してしまう状態のことです。
→お仕事などでノートPCを使われる方は充電ケーブルを刺しっぱなしにして使用される方が多いのではないでしょうか。

・過放電とは、電池の容量が0%を表示している状態からさらにエネルギーを取り出そうと放電してしまう状態のことです。
→リチウムイオンバッテリーには「自己放電」という特性があり、使用していない状態でも電池の容量は徐々に減っていきます。6か月以上PCを使用しなかった方などは過放電でバッテリーが劣化してしまってるケースが多いようです。

また、膨張したバッテリーは他のパーツを圧迫して不具合を発生させたり、最悪の場合は破裂して出火する恐れもあります。
バッテリーが膨張したPCは放置せず、早めにバッテリーを交換するか処分をご検討ください。

当店ではメーカーサポートが終了したMacもパーツ入手が出来る範囲であれば修理を行っています。PCを修理せずデータ取り出しのみを行うことも可能ですのでお気軽にお問い合わせください。

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