こんにちは。パソコンドック24 名古屋・庄内緑地公園店 です。
北名古屋市からお越しのお客様より、「Windows7の32bitでリカバリーしようとしたところ間違えて64bitでリカバリーしてしまい、その後設定変更をしたら32bitでのリカバリーがうまくできない」とご相談いただきました。
現在は電源を入れると黒地に白の文字で英文が表示されます。
HP ProDesk 600 G2 SF ブートデバイスが見つからない
第6世代のCore i5が搭載されたデスクトップパソコンです。
Windows7の32bitでないと使用できないソフトウェアがあるということで、Windows10とWindows7(64bit・32bit)のリカバリーディスクが付属しているものを中古で購入されたとのことです。
電源を入れると黒地に白の英文で
「BootDevice Not Found
_Please install an operating system on your hard disk.
_Hard Disk – (3F0)
_F2 System Diagnostics」
と表示され、Windowsが起動しません。
「ブートデバイスが見つからないため、ハードディスクにOSをインストールしてください」
という内容で、Windowsを見失っているようです。
分解:SSD
サイドパネルを開けるとすぐSSDが見つかりました。
赤枠の部分を持ち上げるようにして傾けます。
SSDの横に留め金があるので、持ち上げるとロックが外れてSSDを取り外せます。
仮組みしてメモリーのチェックテストをしましたが、異常は見つかりませんでした。
SSDステータス:正常
中古販売業者が新品を取り付けていたようで、特に異常はありません。
とすると、パソコンの設定に問題がありそうです。
BIOS設定変更
電源を入れたあとF10キーを押すとBIOS設定画面に入れます。
「詳細設定」タブの「セキュアブートの構成」で、Windows10をインストールする際の設定がされていました。
「レガシーサポートの有効化およびセキュアブートの無効化」でないとWindows7はインストーラーすら起動できないので、これが原因だったということですね。
設定を変更し、再起動後に指定の数字を入力することで状態保存が可能です。
Windows7・32bitでリカバリー
5枚あったディスクのうち、「Windows7 32bit」と記載されたディスクでリカバリーします。
左側がリカバリーディスクで、右側がドライバーディスクです。
Windows10からのダウングレードモデルの場合、Windows7の専用リカバリーディスクがないとライセンス認証を行うことができません。
リカバリーディスクを挿入し、DVDドライブから起動します。
SSDの内部環境を完全に消去して取り付け直したので、未割り当て領域を指定します。
ドライバー適用
リカバリーが完了したら、ドライバーディスクを使用して適用されていないドライバーを一気に適用します。
その後、メーカーサイトから最新のドライバーをダウンロードしてインストールしました。
ドライバーディスクでないと画像の.NET Frameworkなどが適用されず、最新のドライバーも当てることができませんでした。
Windows Update
インターネットに接続し、ライセンス認証とWindows Updateを行います。
Windows7のサポートは終了しているため、更新プログラムを適用するための一時的なネット接続です。
PDFリーダーのインストールなど最低限のことを終わらせたあと、すぐにネット接続を切断しました。
無事ライセンス認証が通りました。
8GB中4GBのメモリーしか使用できませんが、32bitでは仕様です。
内外清掃・返却
購入後しばらくそのまま使っていなかったとのことですが、内部清掃を行うとそこそこの埃が出てきました。
外部もしっかり清掃し、各種機能の確認を行って返却です。
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