こんにちは。パソコンドック24 渋谷店 です。
今回は MacBook Air (13インチ, Early 2014) A1466 にお子さんがスープを溢してしまい、電源が入らなくなってお困りのお客様からご依頼をいただきました。
スープを溢してしまってから直ぐに拭き取って乾燥させていたそうですが、電源は入らないそうです。
早速、分解してみると…
早速分解して中の状態を確認してみたところ……
PC内部にはまだスープが残っており、所々ロジックボードがショートして緑青が発生していました。
※緑青(ろくしょう):真鍮や銅などの金属が空気中の水分や塩分と反応して酸化することによって発生する錆の一種
はたしてデータは取り出せるか
今回はPCの修理ではなく、中からデータを取り出したいとご要望をいただいていました。
この機種はSSDというデータを保存できるパーツが着脱できる機種です。
写真の通り水没しているような様子は見当たりませんがロジックボードの広範囲に水没痕が見受けられますのでSSDにも不具合が発生している可能性もあります。
無事にデータ救出成功
当店の検証用PCに接続したところ、SSDを正常に認識しました。
SSDから必要なデータをUSBメモリに抽出して無事ご納品いたしました。
水濡れ時はご注意を
PCに水を溢してしまった際、「数日使わず乾燥させた後に電源を入れてみた」と仰るお客様が良くいらっしゃいます。
PC内部はパーツが入り組んでおり、分解を伴わない状態では十分に乾燥できていない事がほとんどです。
十分に乾燥出来ていない状態でPCの電源を入れると、濡れた電子部品がショートしてPCが故障してしまいます。
最悪の場合PCが故障した挙句データも消えてしまうという事も……
当店ではPC内部の状態を確認し、基板洗浄や故障パーツの交換を判断するための水没診断を承っています。
お急ぎの場合でも不用意に電源を入れずに先ずは当店へご相談下さい。
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