修理事例一覧

ロゴのあと真っ暗なまま進まないNEC NS350/Fからデータ復旧

カテゴリー :データ復旧・救出

こんにちは。パソコンドック24 名古屋・庄内緑地公園店 です。

自動修復

北名古屋市からお越しのお客様より、「メーカーロゴのあと真っ暗な画面のまま起動しない」とご相談いただきました。
店頭では一度起動したものの、その後再起動をかけたところ真っ黒な画面にマウスポインタのみ出現するという状態になり操作できません。

NEC PC-NS350FAW-E3 NS350/F Windowsが起動しない

PC-NS350FAW-E3

第7世代のCore i3が搭載されたノートパソコンです。
あまり使われていなかったようで、店頭で起動した際に確認するとWindows Updateの未適用が多数存在しWindows10のバージョンも古いものでした。
もともとかなり遅かったということですので、Windows Updateをすれば改善する可能性が高く更新適用のためにお預かりになりました。

しかしその後確認のため再起動をかけると、メーカーロゴのあとマウスポインタのみ出現しWindowsまで進みません。
修復できないかどうかも含め、確かめるために診断を行います。

分解:SSHD

裏面

裏面の蓋を外します。

HDD取り外し

CMOSバッテリーの左横にあるネジを外すとバッテリー通電が遮断され、バッテリーのみでの起動ができなくなります。
マウンター固定ネジを外し、SSHDを左方向へずらして取り外します。

この段階でメモリーのエラーチェックテストを行いましたが、そちらは異常ありませんでした。

SSHDステータス:正常

SSHDステータス

使用時間も短く、問題ありません。

SSHD

使われていたのはSSHDというSSDキャッシュ搭載タイプのHDDでした。
SSDキャッシュはmSATA SSDを使ったものからOptaneメモリーまでいろいろな種類がありますが、どれもなんらかの原因でキャッシュが外れるとOS破損に繋がります。
高速化できるのは利点ですが、リスクも高いシステムですね。

defaultuserが大量に作成されている

内部データを確認すると、「defaultuser100000」という一時的なユーザープロファイルが大量にありました。

一時プロファイル

なにが原因で作成されるのかははっきりわかっていませんが、Windows Updateの失敗などで作成されることが多いです。

自動修復

セーフモードでの起動を確認しようにも、自動修復が立ち上がってしまいました。
こうなってくると、工場出荷状態に戻すリカバリーをして内部構造を綺麗にする必要がでてきます。

このパソコンはIntelの第7世代CPUということでWindows11のシステム要件を満たしていません。
更に上記の通りSSDキャッシュはリスクがあるため、初期化するのであればSSHDからSSDなどへの交換が推奨されます。

iPhoneのバックアップなどでしか使用されていないということで、相談の上今回は修理せずデータ救出のみ行うことになりました。

データ復旧

データ量

写真や音楽を含めた52GBほどのデータを取り出すことができました。

フォルダー構成

フォルダー構成も無事です。

iPhoneバックアップ

過去iPhoneバックアップも希望されたため、隠しフォルダーの中から救出しました。

USBメモリーへ移行

USBメモリー64GB

当店販売のUSBメモリー64GBへデータを移し、ご確認いただいた上でお渡ししました。

近年はタブレットやスマートフォンが主流となり、パソコンの使用頻度が少ない方がいらっしゃいます。
Windows Updateは毎月配信され、蓄積されればされるほど動作が遅くなります。

セキュリティのアップデートやバグの修正が含まれているので、更新の未適用が増えると危険な状態になってしまいます。
「使いたいときに遅くてイライラする」なんてことが起きないよう、週に1回1~2時間インターネットに繋いだ状態で電源を入れておくと、最新の状態を保つことができ安全です。

 

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