おはようございます。こんにちは。こんばんは。
パソコンドック24 豊田店 です。
今回は豊田市のお客様よりFMVF73D1BKをお預かりし、修理いたしました。
富士通 FMVF73D1BK ESPRIMO FH73/D1 Windows Update後Windowsが起動しない
・パソコンが起動しなくなってしまった
・購入当初から動作が遅い
・修理して快適に使えるようにしたい
今回はリフレッシュパック+SSDにてご対応いたしました。
FMVF73D1BK ESPRIMO FH73/D1 修理内容のご紹介
Windows11にアップグレードされしばらく使用できていましたが、ある日Windowsの更新を行ったところ起動しなくなってしまったとのことでした。画面が大きくて見やすいので重宝しているパソコンのため、できれば今後も使用していきたいと修理のご相談をいただきました。
分解
作業前にパソコンの仕様を確認いたしました。こちらの機種はインテルOptaneメモリー・テクノロジーを採用し、記憶媒体がOptaneメモリー（写真青枠）とハードディスク（写真赤枠）の組み合わせという構成のパソコンです。記憶媒体の大容量を維持しつつスピードアップを図る仕組みですが、単体の記憶媒体と比べシステムが複雑になるため、何らかの影響でシステム構成が崩れると起動できなくなることがしばしばあります。
また、長年ご利用で内部にホコリもたまっておりました。
故障原因は
Optaneメモリー、ハードディスクいずれもSMART情報に異常は見られませんでした。インテルOptaneメモリー・テクノロジーの無効化するには、通常Windowsを起動しインテル Optaneメモリー・ストレージ・マネジメントというアプリケーションから解除する必要があります。今回はWindowsが起動できない状態のため、BIOS（UEFI）でOptaneメモリーを無効にすることで幸運にもWindowsが起動できました。その状態で各種テストを行ったところ、Windowsが起動して操作ができるまでに数分かかり、ハードディスクの使用率がしばらく100％で推移してしまいハードディスク単体での運用は実用的ではないことがわかりました。
また、回復ドライブの作成ができましたので、検証用SSDにて仮環境を構築しテストを行ったところ、起動時間が1分かからないほどに大幅に短縮されましたので、この機会にSSDに一本化するべきだと判断いたしました。
今回はOptaneメモリーとハードディスクを取り外し、高速なNVMe規格のM.2 SSDに交換し、 Windows11のインストール、各種環境を整えるリフレッシュパック+SSDをご提案させていただきました。
納品
おすすめのサービスであれば修理を進めてほしいとご了承を頂きましたので、内部清掃とCPU冷却クーラーのヒートシンク（放熱板）に熱伝導シリコングリスを再塗布、リフレッシュパック作業各種を実施し、店頭にてお客様立ち合いのもと最終調整を行い、納品させていただきました。見違えるほどスピードアップした愛機に驚かれ、またパソコンが利用できると大変お喜びいただけたご様子でした。
小さなパソコンともいえるスマートフォンの普及により、ご家庭ではパソコンをあまり使用されなくなっているようで、必要に迫られて押し入れから出してきたパソコンがまともに動かないので見て欲しいというお問い合わせをよくいただきます。パソコンは便利な道具だと思いますが、使い勝手が悪いと次第に使用されなくなってしまうのでしょう。
パソコンは生き物と同じだと筆者は思います。運動しないと筋肉が衰えるように使用されない時間が長いほどバッテリーなどの消耗品は劣化が進んでしまいますし、急にたたき起こされても一度に大量のWindows updateがやってきて通常の操作もままならなくなってしまいます。機嫌よくパソコンに仕事してもらうには定期的な起動やメンテナンスが必要です。
パソコンの年式や使用用途にもよりますが、手を加えることで見違えるほど快適になる機種もございますのでパソコンが再評価され生活の一部になることもあるかと思います。
「このパソコンまだ使えるかな？」や「最近地域の役が回ってきて会計や書記でパソコン使わないといけないんだけど…。」といったパソコンなどIT機器に関する問題や疑問点がございましたら、近くのパソコンドック24までお気軽にご相談ください。
私たちは常にお客様のお困りごとに真摯に向き合い、最適な解決策を提供することを心がけています。お客様のお役に立ちましたら幸いです。
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