こんにちは。パソコンドック24 田町店 です。
今回の修理はMacBookPro2019年発売の16インチモデルとなります。
1.症状について
2.分解・清掃
3.修理後の動作確認・まとめ
1.症状について
ご相談内容としては、プレミアプロを起動すると直ぐにファン音が大きくなり、動作が遅くなったり落ちたりするとのことです。
この症状当店では非常に聞き覚えがあります。
実は去年の12月にブログで掲載させていただいた【MacBook Pro 2019 プレミアプロを使うと重くなる】と非常に似ております。
実際にお客様もこのブログを読んでご来店頂いており、内容も非常に近しいものでした。
そのため、今回も前回と同様にテスト用のプレミアプロの素材をご準備していただき、
テストを行うと直ぐに筐体が非常に熱くなり、高温時に筐体の保護機能であるサーマルスロットリングが発動することを確認致しました。
2.分解・清掃
では早速分解していきます。
まずは裏蓋を開けてみます。
埃がすごいですね…。
前回以上に詰まっております。
ファン部分を拡大してみましょう。
明らかに埃が詰まっております。
指でファンを回してみると、回転はしますが若干の抵抗があります。
これでは冷却するための空気が吸い込み・吐き出しが出来ません。
冷却効率が下がってもおかしくない状況です。
そのため、今回も徹底的に綺麗にします。
全て分解し、ロジックボードも取り外してCPU・GPUグリスの清掃・再塗布を行います。
そして他の個所の埃も除去した上で組み戻します。
そして綺麗になった姿がこちらになります。
ここまで差が出ると掃除する側としても気持ちが良いものです。
3.清掃後の動作確認・まとめ
清掃後、お客様から頂いている動作確認用のテスト素材を用いて、プレミアプロを動かしてみたところ、発熱はそれなりにあるものの問題ないレベルの発熱で放熱もしっかりされており、サーマルスロットリングも発生しなくなりました。
今回は前回と同様の原因でしたが、これがずっと続くとCPU故障などの非常に重たい故障に繋がることもございます。
使用していて以前よりも動作が重い、異常に熱いなどございましたら気兼ねなくご相談ください。
修理だけでなく故障をしないように出来る限りの予防も当店で行ってまいります。
スタッフ一同、お待ちしております。
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