こんにちは。パソコンドック24 浜松店 です。
静岡県掛川市のお客様よりiMac (Retina 5K, 27インチ, 2019)をお預かりしました。
iMac (Retina 5K, 27インチ, 2019)の症状・ご相談内容
- 起動直後は良いのですが、数分すると、急にMacの動作が遅くなります。
- 冷却ファンの音が全くしないため、熱暴走の疑いがあります。
- 27インチのiMacを継続使用したいため、修理を希望します。
Apple Diagnosticsを起動させてみると、「ファンに問題がある可能性があります」の表示を確認できました。
iMac 2019年モデルの場合、診断ツールのApple Diagnosticsを起動させるためには、キーボードのD を押しながら起動させます。
この診断ツールを使用することで大まかな故障箇所の確認が可能です。
通常ですと、診断中にもiMacの背面の排気口から風が出るのですが、耳を近づけても全く風を感じませんでした。
お客様の予想の通り、冷却ファンの故障が濃厚です。
診断作業では、この他にも、動作が遅くなる原因となる内蔵HDDやSSD、その他のパーツ診断も同時に実施します。
今回は内蔵ディスクには問題が有りませんでした。
iMac (Retina 5K, 27インチ, 2019)の修理作業ご紹介
iMacの液晶画面を外して、内部構造を確認していきます。
5K 液晶パネルを破損させないように、接着テープをカットしていくのですが、この作業はいつも緊張しますね。
さて、液晶パネルが無事に外せましたので、
冷却ファンも交換します。
こちらがiMacの冷却ファン。
大きなパーツです。冷却ファンは一つだけですので、これが壊れると排熱できず、熱暴走のためMacの動作が遅くなったりフリーズしたりします。
新品の冷却ファンに交換し、液晶パネルを仮留めした状態で再度Apple Diagnosticsを起動させます。
今度は「問題は検出されませんでした」の表示。
診断中も、背面の排気口から勢いよく風を感じることができました。
iMacの液晶パネルを再接着し、Mac OSの挙動をチェック。
フリーズもなく、快適に使用できることを確認してお客様にご納品です。
27インチ5KディスプレイのiMacが正常に使用できるようになり、お客様にも喜んでいただけました。
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