こんにちは。パソコンドック24 名古屋・庄内緑地公園店 です。
名古屋市西区からお越しのお客様より、「固まってしまい操作ができないので、データを取り出してほしい」とご相談いただきました。
15年以上前のパソコンですので、HDD故障の可能性が高いです。
NEC VALUESTAR N PC-VN770VG6W VN770/VG6W チェックディスクが走る
2009年発売のWindows7搭載一体型デスクトップパソコンです。
使用できなくなってしばらく経っているものの、内部のデータが必要とのことでお持ち込みいただきました。
電源を入れると「Checking file system on C:」と黒地に白文字で英文が表示されました。
OSにエラーがないかをチェックしている状態で、パーツ故障や更新適用失敗・ウイルス感染などで発生することがあります。
HDDは購入後1年以内に壊れることもある消耗品です。
内部でディスクと針が動く回転部品ですので、15年以上経っているとなれば経年劣化もあり得ます。
今回はパソコンの修理はせずにデータ復旧のみ行うことになりました。
分解:HDD
裏面8個のネジを取り、パネルを外します。
中央下部に見えるのがHDDです。
固定ネジとケーブルを外し、上方向へずらすことで取り外せます。
3.5インチの1TB HDDです。
検証用パソコンに接続し、状態を確認します。
HDDステータス:注意
HDDをパソコンに繋ぐと、「再起動してドライブ エラーを修復」と表示されました。
健康状態は注意で、代替処理(読めなくなった箇所のデータを正常な箇所に書き移す処理)が「1」検出されています。
たった1でもOSの重要ファイルが書き込まれている箇所だと、それだけでWindowsが起動できなくなることもあります。
データ救出
写真や動画などを中心に、62GBほどのデータが救出できました。
フォルダー構成も無事です。
年賀状住所録も必要とのことでしたので、パブリックの方に保存されていたデータも取り出しました。
データ保全
データをご確認いただいたあと、ご持参いただいた外付けHDDへ移行してご返却です。
ただし外付けHDDもパソコン内部にあるHDDと同じ部品ですので、いつかは必ず故障します。
一カ所にしかないデータができないよう、持ち帰られたらパソコンや別のメディアへ複製コピーしていただくようお願いしました。
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