今回は、電源の入らないハードディスクから、データ復旧をしました。
ハードディスクの故障というと、不良クラスタや、ヘッド障害による、読み込み障害や、
ファームウェアモジュールの障害が多いですが、今回ハードディスクの基板が壊れた事例でした。
モデルは、Seagate ST3000DM001 3TBです。
お客様曰く、パソコンドック24の薩摩川内店の事例をご覧になって、お持込いただきました。
https://www.pcdock24.com/blog/?p=17252
お話を伺い、診断をしてみると、通電してもモーターがまわりません。
解析機で検査をしてみると、ハードディスクに信号が流れていないようです。
これは、メイン基板に問題があることを意味しています。
昔のモデルは、シンプルに基板を交換すれば良いケースもありましたが、
最近のハードディスクは、製造時期によって使われている部品もちがうため、
そのまま同じ型番のものは、利用できないので、注意が必要です。
交換用部品を用意して、必要なチップを移植します。
チップには、ハードディスクを起動、認識するプログラムが入っていて、
これが合わないと、モータが回っても、ハードディスクの中身を見ることはできません。
作業後、無事、データを復旧することができました。
さすがに、3TBモデルを使っている方は、データをたくさん保存されています。
無事、取り出せて喜んでいただきました。お役に立ててよかったです。
パソコンドック24 では、データ復旧の事例もたくさんあります。
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