こんにちは。パソコンドック24 大宮店 です。
今回は埼玉県さいたま市大宮区のお客様からご依頼いただきました。
ノートパソコンの使用中に電源が落ちてしまうとのこと。
暑くなるこの季節にはよくあるご依頼です。
お持ちいただいた時の状況
店頭で動作確認したところ、内蔵ファンが高速回転している割には排気されている感じがありませんでした。
おそらくは内部にホコリが溜まって熱い空気の排気できず電源が落ちていたものと思われます。俗に言う「熱暴走」です。
お客様のご要望としては長年使っているパソコンなのでメンテナンスで改善するなら使い続けたいとのことです。
詳細診断・分解
早速分解して内部の状況を確認すると、やはり内蔵ファンの周りにホコリが溜まっています。
ここで気をつけなくてはならないのは、ホコリだけを除去しても大きな効果は得られないというところです。
パソコン内部で一番熱を持つのはCPUと呼ばれるパソコンの頭脳になります。
そのCPUから出た熱をファンにて排気させているわけですが、CPUとファンをつなぐヒートシンクと呼ばれる金属がとても大事な役割をしています。
熱伝導を良くするためCPUとヒートシンクの間には専用グリスが塗られています。
このグリスを塗り直すことが熱暴走を抑える最大のポイントとなります。
修理完了、動作確認
内部のホコリを取り除き、CPUグリスも塗り直しました。
高負荷テストも実施しましたが問題なく動作しています。
お客様に修理完了のご報告し、無事に納品できました。
納品時に店頭でも動作確認していただいたところ、ファンの音が以前より小さくなったと喜んでいただきました。
これからの季節は人もパソコンも熱中症に気をつける必要があります。
パソコンの熱中症が疑われる場合は当店にご相談ください。
パソコン修理のプロがしっかりとメンテナンスいたします。
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