おはようございます。こんにちは。こんばんは。
パソコンドック24 豊田店 です。
今回は豊田市のお客様よりレッツノート CF-SVをお預かりし、修理いたしました。
Panasonic Let’s Note CF-SV CF-SV1GDUQR 水をこぼしてしまった！？
・パソコンに水をこぼしてしまった
・パソコン中のデータがとても大切
・できればデータを取り出して、また使えるように修理してほしい
今回は水没診断＆オーバーホール＆キーボード交換にてご対応いたしました。
【要点】
1.パソコン選びは使用目的に応じた機能・機種選定が重要です。
2.日々のバックアップはクラウドサービスのご利用が便利です。
Let’s Note CF-SVCF-SV1GDUQR 修理内容のご紹介
パソコンに誤ってコップの水をこぼしてしまい、ご自身で水分を拭き取ったものの、電源を怖くて入れられないとご相談いただきました。特にパソコンに保存したデータが大切とのことですので、データの復旧と水没の両面から診断を承りました。
分解
内部の様子を観察すると、さすが堅牢なつくりが定評のLet’s Noteシリーズです。水分の侵入を阻む工夫がなされています。
その上お客様の処置が適切だったようで、分解して状況を確認しても水濡れの影響による水没痕や錆等は見つかりませんでした。
ご申告外ですが、内部に砂ホコリと思われる細かな汚れが大量に付着しており、内部クリーニングが必要であると判断しました。
データ復旧
水没診断と同時進行で内部のSSDを取り外し、データ復旧を試みましたところ、SSDにBitlockerの暗号化が施されていました。回復キーをご用意いただき解除したものの、ご希望のデータの復旧を行うと破損しているのかデータが開けませんでした。その後の調査でお客様はOneDriveをご利用でしたので、MicrosoftアカウントのホームページからOneDrive内データをご確認いただくと、幸いにもOneDrive上にデータが保存されていることがわかりました。そのため、データ復旧は診断のみとなり、パソコンは修理を進める方針で固まりました。
キーボード交換
他の箇所に不具合が無いかを診断すると、キーボードの一部のキーが破損しており、砂ホコリがたまっておりました。そのため分解清掃とキーボード修理のお見積もりを作成しご報告いたしました。
納品
お見積りにご了承いただきましたので、内部清掃とキーボード交換を実施いたしました。動作チェックに問題がありませんでしたので納品させていただく運びとなりました。お話を伺うと、使用する場所が野外が多く、砂ホコリについては心当たりがあるとのことでした。無事大切なデータが残り、パソコンも無事ご利用いただけるようになったことで、お客様はとても安心されていらっしゃるご様子でした。
今回のケースは結果としてパソコンの堅牢さとOneDriveによる同期・バックアップのおかげで大事に至らなかったのではないでしょうか。
パソコン選びのポイントとして、利用目的と必要な機能が何かの見極めが大切と考えます。例えばご利用者が大学生さんの場合は、パソコンを毎日持ち運ぶ必要があるため、コンパクトで軽くても頑丈なつくりをしていて、在学中性能不足にならないような基本性能の高いパソコンが求められると思います。また、野外の現場で作業する機会が多い土木関連のお仕事の方の場合は、防塵性能やバッテリーの持ち具合も重要視すべきでしょう。余談ですが、とある企業では業務パソコンをApple社のMacBook系に統一し、機種による機能や外観の違いをなくすことで、操作・業務のマニュアル化しやすくすることで社員教育の負担減を図ったり、MacBook系は高性能な機種が多いこともあり結果的に業務の効率化につながっている伺ったことがあります。必要な機能が何なのかを絞り込むことで機種選定しやすくなると思いますし、パソコンは高価な品ですが、使用目的に適した機種を選定することで投資に見合ったリターンを得られると思います。
また、パソコンは突然故障することもあるため、万が一に備えてデータをバックアップする手段としてクラウドサービスのご利用がおすすめです。筆者ば、パソコンは壊れるものという前提で、コストパフォーマンスの良い新品/中古パソコンを乗り継ぎつつ、データのバックアップやOfficeソフトのご利用はクラウドサービスやサブスクリプションを活用することで、初期投資を抑えながら万一のパソコン乗り換えなど環境の移行やバックアップの手間を減らして運用するといった方法をおすすめしております。
突然の水濡れや日々のデータのバックアップ方法にお困りなど、パソコンなどIT機器に関する問題や疑問点がございましたら、近くのパソコンドック24までお気軽にご相談ください。私たちは常にお客様のお困りごとに真摯に向き合い、最適な解決策を提供することを心がけています。
この記事がご覧いただいたみなさまのお役に立ちましたら幸いです。
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