こんにちは。パソコンドック24 相模大野ロビーファイブ店 の丸口です。
Toshiba T75/GW の水没によるキーボード破損の修理事例をご紹介します。
相模原市南区からお越しのお客様からのお持ち込みで、ビールをこぼしてキーボードの一部が反応せず、お困りのご様子でした。
お持ちいただいた時の状況
電源は入るものの、水没によりNumLockキーが反応しないのと、多少ビールの臭いがします。
浸水により基板が破損するおそれがあるため、もし基板への浸水が認められた場合、水没洗浄も行うことをあらかじめご了承いただきました。
キーボードについては、キーボード・パーツ全体交換を進める方針であることもご了承いただきました。
詳細診断・分解
分解して内部を確認したところ、キーボードと基板の間にある鉄板により、基板への浸水は免れました。
おかげで内部洗浄の必要はなく、キーボード交換修理が必要です。
詳細診断したところ、キーボード以外にバッテリーの劣化がみられました。
水没の影響ではなく、経年劣化によるバッテリーの劣化でした。
お客様に詳細診断の結果をご報告させていただき、キーボード交換とバッテリー交換のご提案をさせていただき、両方実施することになりました。
基板を取り外し、鉄板が見える状態になりました。
鉄板はリベットではりついていますので、丁寧にリベットを取り除いて鉄板を外していきます。
鉄板を取り外し、新品キーボードを取り付けます。
清掃後の写真ですが、キーボードフレームと鉄板についた汚れをきれいにふき取ってから、キーボードを取り付けます。
修理完了・動作確認
キーボードとバッテリーの動作チェックを行い、問題無いことが確認できました。
今回の水没の影響は、キーボード故障だけでした。
お客様がすぐにお持ち込みいただいたおかげです。
よくあるケースですが、電源が入って問題なく動くので、しばらく使っているうちに調子が悪くなったり電源が入らなくなったりして、困ってからお持ち込みされる場合がございます。
その場合は、水没により基板が故障してしまっている場合が多いです。
結果として基板修理が必要になり、修理費用が高くなりがちですので、水没したらすぐにお持ち込みされることを強くおすすめします。
水没したらお早めにパソコンドック24までご相談ください。
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