こんにちは。パソコンドック24 相模大野ロビーファイブ店 の丸口です。
今回は、Windows11にできないパソコンを活かしてほしいとのご要望がありましたので、Windows以外のOSに切り替えた事例をご紹介します。
相模原市南区からお越しのお客様のお持ち込みで、新しいWindows11のパソコンは別にあるが、今まで愛用していた古いパソコンを安心して使い続けたいとのご相談がありました。
WindowsのほかにできるOSは、「ChromeOS Flex」、「Ubuntu」などに変更できますので、使う目的や用途をヒアリングしたうえで、別OSにした場合のメリットやデメリットなどをひとつひとつ丁寧に説明させていただきました。
最終的に「Ubuntu」として活かすことに決め、当店でOSインストールとリフレッシュパック for Ubuntu を請け負うことになりました。

お持ちいただいたパソコン
パナソニック製の Let’s Note CF-SZ5。
第6世代のCPUで、Windows11非対応のパソコンです。
これまで当店で修理しており、パソコンとしては今でも軽快に動いています。
せっかく修理したパソコンを捨てるのはもったいないので、どうにかしてパソコンを活用する方向ですすめました。

詳細診断・準備
パソコンを診断したところ、HDMIの端子が劣化しており接触不良でHDMI外部出力が切れる事象が見つかりましたが、RGB外部出力は問題ないため、修理見送りとなりました。
もし内蔵SSDの劣化があれば、新品のSSD換装して進める予定でしたが、内蔵SSDも正常でしたので、このままUbuntuのインストールを進めます。
「Ubuntu Desktop 24.04.3 LTS」のインストールUSBを作成して、準備完了です。
OS初期化、リフレッシュパックの実施
無事Ubuntuをインストールできました。
リフレッシュパックの範囲内でご希望のアプリケーションをインストールします。
<今回インストールしたアプリケーション>
「LibreOffice」無料のOfficeアプリ。 ExcelファイルやWordファイルを参照、編集、印刷が目的。
「GoogleChrome」無料のGoogle製ブラウザ。Windows環境でお使いのGoogleアカウントでログインするだけで引き継ぎ完了です。
「Edge」無料のMicrosoft製ブラウザ。Windows環境でお使いのMicrosoftアカウントでログインするだけで引き継ぎ完了です。
「Teams」Windows環境でお使いのMicrosoftアカウントでログインするだけで引き継ぎ完了です。
「Zoom」無料の会議ツール。
上記すべて無料アプリケーションなので、追加料金はかかりません。
PDFを参照する場合は、標準ビューワ または 「Edge」より参照、印刷ができます。
次に行った作業としては、プリンタドライバーのインストールです。
Epsonプリンタをお持ちなので、機種名を事前に確認しておき、ドライバーをデスクトップに置いておきました。(プリンタ・ドライバーのセットアップは、プリンターを繋げた状態で行う必要があるため、ご自身で行っていただきます。)
写真の左上のアイコンが、Epson社提供のプリンタドライバーとプリンタユーティリティのインストーラです。
アイコンをダブルクリックしていただければインストールが始まるので、Windowsの使い方とほぼ変わりません。

下記の写真がインストールしたアプリケーション・メニュー画面です。
Windowsでいうところの、スタートメニューのようなものをクリックすると、こちらのメニューが表示されます。下側のタスクバーに、よく使うアプリケーションをピン留めしておくこともできます。
Windowsとあまり変わらない印象です。
タスクバーの右側がゴミ箱です。その左隣は、お客様が挿していたSDカードが表示されています。

パソコンの動作状況をモニタリングしてみました。
メモリは4GBですが、軽快に動作しています。

最後に外装クリーニングを行って作業完了です。
愛機が生まれ変わったことにたいへん満足しておられましたが、はじめてのUbuntu環境なので、戸惑いもありました。
使いながら慣れていこうと前向きな姿勢でした。
今後、古いパソコンを活かしたい要望が増えてくると思われます。
もし「このパソコンどうしよう」とか「捨てるのももったいないなあ」とお悩みなら、ぜひパソコンドック24にご相談ください。
お客様にぴったりのご提案ができると思います。
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