こんにちは。パソコンドック24 平塚店 、店長の中塚です。
今回はお客様より、VAIO製ノートパソコン「VAIO SX14」の修理をご依頼いただきました。 VAIOは、スタイリッシュなパソコンで人気がありますね。
お客様のお話しでは、使用中にCPUファンが回っていないことに気づき、ご自身でCPUファンを交換したが、改善できなかったとのことでした。
1.お持ちいただいた時の状況
ご来店いただき、店頭でお客様から再度、細かい状況をお聞きしました。
実はこの「ファンが回らない・電源が落ちる」という症状は、VAIOのSXシリーズにおいて比較的よく見られる特有の事例です。ファンそのものの故障の可能性もありますが、多くはファンを制御しているメイン基板(マザーボード)側に原因があることが多い傾向にあります。
お客様には、想定される原因と修理費用のイメージ、そして何より大切なデータがそのまま残せる可能性が高いことをお伝えし、パソコンをお預かりしました。
2.診断~修理方法のご案内
お預かり後、さっそく本体を分解して内部の診断を進めます。
最初に、裏蓋をはずして内部を露出します。
次に安全対策で、下記写真の黄色い〇印(バッテリコネクタとSSD記憶装置)を取り外します)


内部を確認しながらAC電源で通電をしましたが、やはりCPUファンは回転しません。お客様が事前にCPUファンを交換しても動作しなかったと事を踏まえると、原因はファン自体ではなく、マザーボード側にあることがほぼ確定しました。
この場合の修理方法は大きく分けて2つあります。
- a) メーカー同様にマザーボードをごっそり丸ごと交換する方法(費用が高額になる可能性大)
- b) マザーボード上の故障している「チップ部品だけ」をハンダ付けで交換する方法(費用を抑えられ、データもそのまま残せる)
当店では、お客様の費用負担を抑え、大切なデータを守るために、技術難易度は高いですが b)の「マザーボードのチップ交換修理」をご提案し、ご了承をいただきました。
3.マザーボードのチップ交換作業の実施
ここからは精密な作業となります。周囲の部品に熱ダメージを与えないよう慎重にマスキングを施します。その後、専用の機材を用いて、壊れてしまった米粒よりも小さなチップ部品を綺麗に取り外します。
これが、取り外したチップです。

新しい正常なチップ部品を、マザーボードへハンダ付け(リワーク作業)していきます。
交換作業が完了後、フラックス(洗浄剤)できれいにクリーニングを行い、拡大鏡で目視し通電テストを実施します。
4.動作確認、無事動作が復活しました。
組み立てを終え、いよいよ緊張の電源投入です。 スイッチを入れると……「ブォーン」と、元気よくファンが回り始めました!

無事に起動し、OSが立ち上がった後もファンはしっかりと回り続け、本体の熱を逃がしてくれています。もちろん、勝手に電源が落ちる症状もピタッと収まりました。
その後、複数回、起動テストを実施して、動作が完全に安定していることを確認。Windowsサインイン画面がでましたので、お預かりした時のまますべて無事を確認しました。
修理完了のご連絡差し上げたところ、お客様にも大変喜んでいただけました。お渡しの際、こういうお店が近くにあって、とても助かりました、とお褒めいただきました。お役に立ててうれしい限りです。
*ワンポイントアドバイス VAIO SXシリーズなどの薄型高性能モバイルPCは、内部に熱がこもりやすいため、ファンのトラブルは命取りになります。「最近パソコンが異常に熱い」「ファンの音がしなくなった(または異音がする)」と感じたら、大きな故障につながる前に、ぜひお早めにご相談ください。
湘南エリアでパソコン修理なら、パソコンドック24 平塚店へご相談ください。 わかりやすいご説明を心がけ、お客様のご要望をお聞きしながら、最適な修理方法をご提案します。
公開:













