こんにちは。パソコンドック24 新大阪店 です。
今回は、近隣の法人様よりのご依頼です。
昨日まで使えていたパソコンが翌日出社したら、まったく電源が入らなくなってしまった。と、「 FUJITSU FMV-ESPRIMO D3280 」Windows Vistaのデスクトップパソコンをお預かりしました。
「機械の制御用パソコンなので出来るだけ早く直して欲しい。」
「故障個所の確認とデータが残っているか知りたい。」
というご希望でしたのでエクスプレスサービスをご案内したところ、ご了承をいただいたため優先着手で作業に取りかかりました。
まずは、ハードディスクを取り外し、万が一に備えお客様のデータを保全します。
こちらのパソコンはメンテナンス性が良いですね。
普段使う時には全く気にすることのないパソコンの内部ですが、意外とメーカーによっては修理作業が行いやすいように、作られている機種があります。
慣れもありますが、スイスイと作業が進んでいきます。
ここで電源ユニットの確認作業に移ります。
電源ユニットからマザーボードに繋がっているコネクター類を全て外し、テスターに繋ぎ既定の電圧が流れているかを確認します。
正常に電圧が流れているので、電源の故障の可能性は低くなりました。
次に、マザーボードの動作を確認するために、筐体から取り外していきます。
通常のマザーボード取り外し作業は何本ものネジを一個一個外し、接続されているケーブルを掻き分けて、慎重に慎重に取り外していきます。
しかし、この機種は違います。冒頭でも触れましたが、「メンテナンス性の良さ」がここで光ります。
作業が効率よく進むので個人的に助かります。
固定用のネジを外してしまえば・・・。
マザーボード横へ ズズ…っとスライドさせて、ポンっと取り外せます。
実は「引き出し」のような作りになっていて、マザーボードが下のトーレーごと引き抜けます。
後は、マザーボードの動作確認を行い検証しています。
基本は目視確認が必要なため、最終的にはマザーボード単体まで分解していきます。
CPUやメモリを検証用の機材と交換、症状変わらず。
目視でコンデンサーの液漏れ劣化具合を確認しますが、異常個所は無し。
こうなると、一つ一つ回路を追って故障個所を探していくのですが、今回の場合は、お客様のお急ぎ具合を鑑みて、すぐに代わりのマザーボードを探し、一旦、お客様へ状況の報告の為、ご連絡させていただきました。
最終的には、マザーボードを交換し、パソコンとしての動作を確認した上で納品させていただきました。
納品時に、「預けてすぐに結果が出たので、業務に支障が出ないように予定の調整できた。ありがとうございました。」と、嬉しいお言葉を頂きました。
ありがたい瞬間です。
今回は「専用の機械を制御するために特定の機種、若しくは今の環境でないと業務に支障をきたす」という、ご希望の上でご依頼いただきました。
パソコンを使う上でいろんな困りごとがあると思います。そんな時は、お気軽にパソコンドック24 までご相談ください。
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