浜松市中区高林のお客様より、Panasonic Let’s note CF-S10をお預かりしました。起動してすぐにパームレスト付近が熱くなって困っているとのこと。
起動して数分で、このようにCPUの温度が95度に達しました。これは熱いわけです。
今回は、CPU冷却ファンとWindows7 Windows Updateの不具合調整により、この熱暴走を改善できました。その作業の様子をご紹介しましょう。
パソコン内部のクリーニング・熱暴走対策
Let’s note CF-S10の冷却ファンを取り出して掃除するには、マザーボードまで完全に分解する必要があります。
まずは、両面テープで張り付けられたキーボードを取り外します。このようなヘラを差し込み、キーボードを外します。無理やりこじ開けるとキーボードがベコベコに曲がりますので慎重に。
綺麗に外すことができました。
防水シートが張り付いていますので、こちらも取ります。
DVDドライブも取り外します。
マザーボードも取り外します。
CPU冷却ファンです。やはり埃が詰まっていますね。
ファンの部分も取り外し、綺麗にクリーニングしました。
CPUとヒートシンクの間にあるグリスがカラカラに乾いていましたので塗りなおします。
さあ、元通りにパーツを組み直して電源オン!
CPU温度を測定すると、95℃→75℃程度まで低下。しかし、なんだかパームレストは熱く感じたのです。これはOSへの負荷が異常な可能性があります。
Windows7 では、何もソフトを起動していないのにCPU負荷が高まる原因の一つとして、「Windows Updateがうまく更新できていない」というものがあります。
調査した結果、このパソコンではWindows Updateがうまく更新できていないことが判明。Microsoftから提供されている修正プログラムを適用させて、正常に動作するようになりました。
さて、ここまでの作業を行い、再起動させて数時間様子を見ました。
CPU温度は50℃辺りで安定し、パームレストも全く熱くありません!
これで、安心してLet’s noteを使用できるようになりました。
お客様も、「海外出張前に国内で修理できて良かった!」と安心されていました。
快適になったLet’s noteで、海外出張頑張ってくださいね~!
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