こんにちは、名古屋名東店の久保井です。
この12月で5年目に突入しました。
年々進化していくパソコン業界で毎日色々なことがありますが、少しでもお客様のお役に立てればと日々精進して営業しております。
今後ともよろしくお願いします。
さて12月に入り本格的に冬らしくなってきました。
お店の前にある公園も、紅葉が終わり葉っぱもきれいに落ちています。
年末になりパソコンを使う機会も増えてくると思いますが、トラブルの際はお気軽にお問い合わせください。
さて、この度お預かりをしましたパソコンは【ヒンジ部分の破損】です。
そこそこ修理事例のある案件で、ほとんどのものは補修できていますが、今回のパソコンは補修が非常に難しい破損でした。
富士通の2014年発売のノートパソコンです。
ヒンジ破損の場合は開けようとすると、本体側か液晶の上半身側にスキマが出来てしまい、無理に開けようとすると音を立てながらネジ受けや筐体を傷つけてしまいます。
よくあるネジ受けの破損なら特殊な溶液で溶着できるのですが、写真のような筐体の破損は修理が難しいです。
上半身を取り外して、もう少し破損具合を見てみます。
いつものようにほぼ全分解となります。
ヒンジの部分の広がらないよう、慎重に分解していきます。
液晶のベゼルを外してみると
ネジ受けは正常にヒンジを固定していますが、その直後の筐体が割れてしまっています。
他にも
ヒンジカバーの破損(反対側も破損しています)
ベゼルのねじ止め部分の破損
補強する部分が多いのと、完全に補強できず更なる破損を招く恐れがあるため
今回は補修ではなく、上半身ごと交換する方法を取りました。
ちょうど同タイプの上半身のリユース品が見つかりましたので、ささっと交換していきます。
いきなりですが完成状態です。
液晶もしっかり映ってますし、普通に開け閉めしても問題ありません。
これで修理が完了です・・・・・
と言いたいのですが、破損のチェックをする前にその他のパーツも同時に診断していました。
5年前のパソコンですのでヒンジ以外にも不具合が出ていてもおかしくありません。
ハードディスク(HDD)の状態です。
エラーはありませんでしたが、赤丸で囲んだところが気になります。
隠れていますが
上は、電源投入回数
下は 使用時間です。
両方ともかなり多いのがわかります。
HDDは大体5000時間を超えたあたりからエラーが現れやすく、エラーがなくても10000時間や5年で交換時期となっているご案内をしています。
動きも遅くなっていましたので、この際にSSDへのデータ移行もご提案し、ご依頼いただきました。
エラーがないHDDでしたら、そのままの状態で内容を移すことは可能です。
液晶部分も治り、動きも改善されたことでずいぶんと喜ばれました。
メーカーで液晶部分だけの交換費用より安く、すべての作業が実施できました。
これからも元気に使われていただければこちらもうれしいです。
どんな些細なことでも構いませんので、お困りの際はお近くのパソコンドック24にお気軽にご相談ください。
少々早いですが、皆様良いお年を迎えられますように。
PC修理 「画面のトラブル」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
更新:
公開: