鹿児島市内のお客さまよりオークションで購入したメモリーをパソコンに取り付けても動作しないので見て欲しいとの相談がありました。
お客様でメモリー自体は他のパソコンで問題無く使用出来る確認済との事でしたが、使用したい東芝製ノートパソコンB55/Bに取り付けるとパソコンが全く動作しない状態になるとの事でした。
お預かりして確認したところ電圧の違うメモリーを取り付けていた為に使用出来ない状態になっておりました。
DDR3メモリーにはDDR3 SDRAM(1.5V)とDDR3L SDRAM(1.35V)が有り(直付けのDDR3U SDRAM1.25Vもあります)
マザーボードが低電圧メモリー専用になっていた場合DDR3 SDRAM(1.5V)は使用出来ません。
見た目も切り口も同じで取り付ける事が出来るのですが、低電圧専用マザーボードにDDR3 SDRAM(1.5V)を取り付けても動きません。
メモリーの増設はパソコンによっては比較的簡単に行える作業ですので、自分で取付を行う方も多いと思いますが購入する際は必ずパソコンの仕様を確認した上で購入交換を行うようにして下さい。
パソコンのモデルによっては使用出来るメモリーの種類が印字されていたりもしますが、今回のお客様のパソコンには記載がありませんでした。
調べたところ今回の東芝製のノートパソコンは仕様の違うメモリーを取り付けた場合、本体の電源ランプで警告ランプが発生するようにはなっていました。
メモリーの仕様に関する説明を行い、今回の修理作業は完了です。
あれこれいじって壊したりしてしまう前に持ってきて相談して良かったとお客様には喜ばれました。
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