以前の記事※で、HP Pavilion 790-0011jp にて「KMODE_EXCEPTION_NOT_HANDLED」エラーで起動できない症状の修理事例を書きました。
※HP Pavilion 790-0011jp ブルースクリーンエラー 「KMODE_EXCEPTION_NOT_HANDLED」
この「KMODE_EXCEPTION_NOT_HANDLED」エラーの原因と修正方法がHPより公開されました。
今回の修正機種は60機種以上のデスクトップ機が対象です。
原因はWindows Defender
5月に配信されたWindows Update中のWindows Defenderが元で、HPのデスクトップPCにブルースクリーンエラーが起きています。
ウイルス対策ソフトはWindows起動時から防御をおこなうため、起動できなくなる重大な障害を引き起こすことがあります。
古い話ではありますが、ウイルスバスターも過去に同様の問題を起こしています。
ただ、Windows 10標準のセキュリティソフトが問題を起こすのは困りものです。
HPがBIOS修正で対応策
Windows Defender自体はアップデートされていますが現象は解決されていません。
HPが独自にBIOSアップデートで対応をおこなっています。
「BIOSとは」
Basic Input Output Systemの略で、パソコンの電源投入時に各種機器の機能を制御するプログラム。
拡張されたものを「UEFI」といいます。
BIOSが破損するとパソコンの起動が出来なくなるため、BIOSのアップデートは慎重におこなう必要があります。
また、自作ではない「メーカー製パソコン」のBIOSアップデートはWindows上でおこなう必要があるため、Windowsが正常起動しないとBIOSのアップデートそのものが出来ません。
まずWindowsのリカバリーが必要
「KMODE_EXCEPTION_NOT_HANDLED」になり起動できない場合、セーフモードでの起動も出来ませんでした。
Windows 10のインストールメディアなどで「Windowsの復元」が出来なければ、Windowsはリカバリーをかける必要があります。
リカバリーの方法は、HPのサポートページをご確認ください。
≫ HP- PCリカバリ領域からWindowsを再インストールする方法(F11からシステムリカバリ)
≫ HP PC – システムリカバリの実行 (Windows 10) # Windows 10 が正常に起動しないときにリカバリする
BIOSファイルのダウンロード
HPの対応解説・BIOS配布ページはこちらです。
「HP個人向けデスクトップPC – さまざまなシナリオでKMODE_EXCEPTION_NOT_HANDLEDが発生する」
※画像引用:HPサポート(上記ページ)
ページの下の方にBIOSのダウンロードリンクがあります。
該当の機種を選択してダウンロードしてください。
ダウンロード後、該当機種上でファイルを実行します。
※注意※
このときに重要なのは、他のソフトを総て終了させることとBIOSアップデートが終了するまでパソコンを操作しないことです。
BIOSアップデートが失敗するとパソコンが使用できなくなります。
BIOSアップデートは危険が伴います。
自信が無い方はご依頼ください。
Windows Defenderの使用をやめたり、Windows Updateを止めるという対処法もありますがお勧めは出来ません。
根本的な問題解決のためにはBIOSのアップデートをした方がいいでしょう。
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