こんにちは!
相模大野ロビーファイブ店の安田です。
東京都町田市からのお持ち込み、NEC LAVIE NS150/Bでエラーメッセージが出て
パソコンが正常起動しなくなったと依頼を頂きましたのでご紹介いたします。
エラーメッセージ
画面上には「S.M.A.R.T Status Bad」と表示されていますが、
このS.M.A.R.Tというのは簡単に言うとHDDの自己診断機能であり、状態を示します。
ですので、このエラーメッセージはHDDが壊れていることを表しています。
ハードディスクの壊れる原因
・パソコンを落下させる
・電源が入った状態で持ち運ぶ
・経年劣化(使用時間超過)
とても繊細な精密機械の為、通電中はちょっとした衝撃で壊れてしまいます。
HDDは一部壊れても自己修復をして動作するような作りになっていますが、
上記のようなことが起こると、「起動しない」や「動作が遅くなる」ことが考えられます。
起動しているけど動作がとても遅いときはS.M.A.R.T値に異常がある場合が多いです。
HDDの状態チェック
では実際にS.M.A.R.Tの値を見ていきましょう。
すでに「異常」という警告が見て取れます。
この状態ではほとんどの場合データを簡単に取り出すことはできず、
データが必要な場合はデータ復旧を試みる形となります。
通電中のHDDは実際に内部のプラッタと呼ばれるディスクを回転させているので
電源を付けている時間だけ劣化していきます。
今までの事例から、ノートだと4000~5000時間が平均寿命と考えられますが
画像の右上、使用時間を見ると25760時間とかなり使い込まれたようです。
HDDの交換、SSDへの換装
HDDが壊れている場合は、HDDを交換してあげることで直る場合がほとんどです。
今回はお客様のデータと費用の兼ね合いからPC修理のみとなりましたので、
このタイミングでSSDにして高速PCへと生まれ変わります。
Windows10をインストールし、各調整を終えたら完了です。
SSDに交換するタイミング
新品SSDに換えることで使用時間がまた0時間からスタートするので、
今後も使っていくのであればHDDの交換は優先度が高めです。
SSDに交換するタイミングの一例としては
・HDDが故障した
・Windows7からWindows10に上げたい
・動作が凄く遅く、早くしたい
・もう5年以上使っている
・容量を増やしたい
・初期化したい
などなど。
最後に
壊れてからでは、データの取り出しや現環境の維持が困難です。
対処が遅くなるとせっかく生きてたデータもダメになってしまいます。
壊れる前に交換する予備交換もパソコンの大事なメンテナンスです。
違和感を感じたり、動作を速くしたいなどあれば、早めのご連絡をお願いいたします。
WindowsもMacもSSD換装が可能です。*一部機種を除く
ご相談、ご依頼はパソコンドック24までお気軽にお問合せください。
PC修理 「正常に起動しない」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
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