こんにちは。パソコンドック24 渋谷店です。
今回はDELL OPTIPLEX GX270というWindowsXP時代のパソコン修理です。
症状は起動直後に電源が入らないとのこと。
届いた状態で確認したところ確かに電源入らないため、まずは分解をしたところ…


電解コンデンサが膨張・液漏れしてるのをいくつも見つけてしまいました。
このメーカーのコンデンサは古いマザーボードに使用されていることが多いのですが、
膨張する確率が非常に高いモノなんですよね…
そして、CPUファンも古いため念のために安定化電源にて動作確認したところ全く回らず。
これはCPUファンも危ないか?と思い、ファン外したところの写真がこちらです。
一部分黒くなっている個所がありますね…モーターがダメになったのだと思います。
これは清掃だけでは治らないので、ファンも新しい部品に交換します。
現段階で電源ユニット・マザーボードのコンデンサ膨張・CPUファンと多くの部品の交換が必要と判明しました。
ここまで来たら完全オーバーホールしてかなり快適なマシンにしましょう!ということで、
正常ではあるものの、ずっと使用してきたHDDも今回SSDに変えることにしました。
まずは、コンデンサが原因でマザーボード上の他の部品が壊れてしまっている可能性もあるため、最初にコンデンサ交換をします。
写真が遠いためわかりにくいですが、よくダメになるコンデンサは全て信頼のおけるメーカーのコンデンサに交換しました。
そして検証用電源で確認したところ正常に動作したため一安心。
あとは一気に電源ユニット・CPUファン・SSD換装を行い動作確認です。
懐かしい起動画面だ…と思う暇もなくすぐにデスクトップ画面までたどり着きました。
なんと、電源ボタン押してからデスクトップまで約6秒です。
昔のOSだということもあって、SSDの恩恵がとてつもないです。
(早すぎるので、上の写真のWindowsロゴを撮るために何回か再起動しました…)
ということで、古いパソコンをオーバーホールし、今まで以上に快適に使用できるよう修理を行うことが出来ました。
古いパソコンだから治らないということはなく、まだまだ治せるパソコンも多いです。
古いパソコンでもお困りのことがございましたら、ぜひご相談いただければと存じます。
スタッフ一同、お待ちしております。
※Windows XPなどマイクロソフトのサポートが終了しているOSは、セキュリティの観点から使用の継続は推奨しておりません。
お客様の事情をお聞きし、セキュリティについての危険性などご理解を得た上で修理依頼をいただいております。
PC修理 「正常に起動しない」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
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