こんにちは。阿倍野店です。
東住吉区のお客様より、突然Windowsが起動しないということで富士通製、モニター一体型デスクトップパソコンESPRIMO FH56/DDをお預りしました。
発売から10年程度経過しているパソコンのためパソコンは買い替えるので中に取り残されたデータを取り出してほしいとのことです。
大切なデータがある場合はUSBメモリ、外付けハードディスク、クラウドサービスに定期的にバックアップをおすすめします。
ご自身でのバックアップが難しい場合は、ぜひお近くのパソコンドック24までご相談くださいませ。
それでははまず事象を再現するための診断に入ります。
電源ボタンを押し、しばらくすると。。。
「Windowsを起動しています。」
「ファイルを読み込んでいます・・・」が続きます。
その後、Windowsエラー回復処理画面で止まります。
「スタートアップ修復の起動(推薦)
「windowsを通常起動する」のどちらを選択しても正常に起動しません。
事象が再現されましたので、データが取り出せるかどうかハードディスクドライブの健康状態の診断に取り掛かります。
まずは本体を裏返します。そして赤枠のカバーを取り外します。
赤枠のカバーを取り外すと、メモリ交換のために青枠の金属カバーみえます。
今回はメモリ交換はしないため青枠の金属カバーは取り外しません。
さらに分解のために黄丸のネジ4個を取り外します。
そして黒いカバーを取り外します。
次に本体中央にある黄丸のネジ9個を外します。(1個のネジは小さいです。)
金属のプレートを外すと記憶装置にアクセスすることができました。
赤枠がハードディスクドライブとなります。
この機体に搭載している記憶装置はWestern Digital製の3.5インチハードディスククドライブでSATA接続の容量は2Tのものでした。
健康状態を確認します。不良セクターがありますね。この状態だとWindowsが起動しないのも無理ありません。
データ復旧しご指定のファイル類をUSBメモリへコピーしご返却しました。
データの取り出しや復旧でお困りの際は、お近くのパソコンドック24にご相談ください!
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