こんにちは。パソコンドック24 渋谷店です。
今回は NEC Lavie C LC65H/6 のデータ救出ご希望のお客様からご依頼をいただきました。
この筐体は2001年発売のモデルでOSはWindows Me(Windows Millennium Edition)をご利用されていました、かなり懐かしい機種ですね。
症状としてはメーカーロゴから先に進めなくなってしまった状態で中のデータが確認できずにお困りとのことでした。
早速分解を行い中のHDDを取り出してみましょう、まずはキーボード上部のプレートを取り外します。
次にキーボードパネルを取り外したところでHDDが見えました。
キーボードパネルのケーブルとHDDを固定しているネジを外せばHDDを取り出すことが出来ます。
HDDの通電時間を確認したところ10,000時間超える通電時間を確認しました。
当社では通電時間が10,000時間を超えているHDDはパフォーマンスの低下や故障リスクの上昇などを考慮し、
HDDの交換やSSDへの換装をご提案しています。
HDDに発生する障害は主に、HDDの物理的破損を原因とする「物理障害」と
記録されているデータが破損して障害が発生するのが「論理障害」の2つがあります。
故障が発生する兆候としては以下の症状があります。
「物理障害」
・異音(カラカラ、キリキリなど)
・BIOSがHDDを認識しない
・OSが起動しない・頻繁に再起動する
……etc.
「論理障害」
・OSを起動できない
・ファイルやフォルダが開けない
・勝手にファイル名が書き変わる
……etc.
今回お預かりしたHDDは論理障害が発生していた可能性が非常に高く、OSが起動できない症状が発生していました。
OSは起動できませんでしたが内部に保存されていたユーザーデータの取り出しは可能でしたのでお客様がご用意されたUSBメモリにデータを移行しご納品いたしました。
当店ではパソコン修理以外にもHDDやフロッピーディスクなどストレージからのデータ救出も行っています。
もちろん、どのような古い機種でも承っております。
外付けHDDが認識しなくなったり、古いストレージで読み出す機材が無くてお困りのお客様は一度当店へご相談ください。
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