こんにちは。パソコンドック24 横浜・本牧店 の安田です。
今回は保土ヶ谷区のお客様からお持ち込み頂きました。
起動時にPINコードを打つと「ユーザープロファイルを読み込めません」と表示され
ログイン画面に戻ってしまうといった起動しないパソコンのデータ取り出しを行いました。
症状
ユーザープロファイルを読み込めませんと出ていますが、
ユーザープロファイルとはいったい何のことか簡単に説明すると、
パソコン使用者の様々な情報(設定やデスクトップ情報など)の事です。
お客様はこの状態になる直前に、Microsoftサポートを名乗るポップアップが出てきて
電話をしてしまったとのことで、先日の記事に関連するところがあります。
(参照:ウイルスに感染した!詐欺広告が出た!ウイルス駆除修理事例)
こちらのパソコンはまだ買われて1か月程度との事で、
分解しない方法でデータにアクセスし、データ取り出しが可能か診断してみましょう。
診断
まずはSSDの中身を丸ごとバックアップを取り中身があるかどうか見ていきましょう。
経緯からSSDの破損などは考えにくく、データはそのまま見えると予想しますが…
画像の通り、Cドライブ内のUsersフォルダの中身が空っぽです。
本来はこの場所に、ユーザーのフォルダとパブリックフォルダがあります。
ユーザー名のフォルダの中にはデスクトップやピクチャなどのフォルダが入っており、
現時点では一切データが無い状態になっています。
先日の記事に挙げた見えない設定ではなく、完全に消去されていました。
こうなってしまっては、データ復旧の項目となっていきますので、
一縷の望みをかけてデータ復旧していきます。
データ復旧
復旧を行い結果を見ていきます。
元のディレクトリ(フォルダ名のこと)を保ったファイルはほとんどありません。
こうなってくると、なかなかデータが取り戻せるかは難しいところですが、なんとか拡張子ごとで目的の書類関係のファイルが出てきました。
拡張子ごと復旧は下の画像の様に出てきます。
消えたデータの復旧になるので、今回消えてしまったものや過去に自分で消したファイル等も出てきます。作業完了後、お客様に確認して頂きデータのお渡しとなります。
「データ取れないものだと思っていたので取れただけでよかった」
とお客様から仰っていただき、こちらもお役に立ててホッとしました。
おわりに
今回はデータ取り出しのみで、初期化はお客様の方で行ってみるという事でしたので、
パソコンの修理費用は抑えてお戻しをさせて頂きました。
もちろんご希望あれば、Windowsが起動するところまで修理が可能です。
もしデータが消えてしまったり、パソコンがおかしくなってしまった時どうするか。
初期化などでデータの上書きが行われると、消えたデータはもう取り出せません。
むやみに初期化したり色々試さずに、一度パソコンドック24までお持ち込みください。
診断を行い自信をもって最大限のデータが取れるご提案をさせて頂きます。
パソコンのことでお困りの際にはお近くのパソコンドック24までご相談ください。
当店近隣の下記店舗でも同様の修理が可能です。
横浜・上大岡店
湘南台店
宅配での修理受付も行っております。
お気軽にご連絡、ご相談お待ちしております。
データ復旧
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