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【AMD E1】遅いPCを快適に! HP 15-g007AU

カテゴリー :SSD換装・交換 パソコン修理 メモリ増設・交換

名古屋市西区にお住まいの方にお持ち込みいただいた、AMD Dual-Core E1-2100搭載のWindows8.1モデルです。
Windows10にアップグレードされていますが、動作が重くなにをするにも待たなければいけません。

HP 15-g007AU SSD換装・メモリー増設

AMDのEシリーズは安価で手に入りやすいモデルですが、スペックが低いため「遅い」というご相談を度々いただきます。
もちろん他のモデルでも遅いというご相談はあるため、そういった場合は以下の提案をさせていただくことが多いです。

  • HDD→SSDへ換装
  • メモリー増設(例:4GB→8GB)

SSDは内部が電気の力で読み書きするメモリーチップになっていますので、磁気円盤が回転して針で読み書きするHDDより高速になります。
メモリーは所謂「机の広さ」のようなもので、机が広いほど作業がしやすいのと同じことです。
Windows10の64bitを動作させるなら、8GBあると安心ですね。

分解:HDD

まずはHDDを取り外す必要があります。

バッテリーを外した上で光学ドライブの止めネジを外し、光学ドライブを左方向へ抜き取ります。

裏面と光学ドライブ下のネジを全て外します。

ヒンジ部のゴム足の下にもネジがありますので外しておきます。

キーボードを外した状態です。
3個のネジとフラットケーブル2本を外します。

HDDが見えました。
マウンター固定用のネジを2本外し、右方向へ抜き取ります。

HDDステータス:正常

HDDに異常はなく、ウイルス等も発見されませんでした。
メモリーのチェックテストを行いますが、こちらも異常なし。
機械的な故障やウイルス感染で遅くなる場合もありますが、今回はそうではありませんでした。

メモリー・CMOSバッテリー交換

キーボード側のパネルを外しただけではメモリーが見当たりません。
この場合はマザーボードの裏側にスロットがあることがほとんどですので、更に分解を進めます。

映像出力・スピーカー・ファンのケーブルを抜き取り、Wi-Fiカードを外した上で2個のネジを取るとマザーボードを裏返すことができます。

他にも電源ジャックケーブルなどもありますので慎重に裏返すと、メモリースロットがありました。
スロットが2個あればもう1枚4GBを差し込みデュアルチャンネルを有効にするのですが、スロットは1個しかありません。
低電圧モデルの4GBだったため、同規格の8GBへ差し替えます。
また、バッテリーを外した状態で起動すると日時設定がリセットされたため、設定保持用のボタン電池も新品に交換しておきます。
再度メモリーのチェックテストを行い、エラーが出ないかどうかを確認です。

SSD換装

HDDに装着されていたマウンターをSSDに取り付け、SATAコネクターへ差し込みます。
内部清掃を行ってから仮組みです。

Windows10クリーンインストール

メーカーサイトで確認するとWindows10対応のソフトウェアがダウンロードできたため、Windows10のクリーンインストールを進めていきます。
Windows7やWindows8から10へ環境を引き継いでアップグレードすると、内部構成が違うものを書き換えて適用させるためどうしても動作が遅くなりがちです。
そのため、当店では元々がWindows10や11ではないものにインストールする場合はクリーンインストールを推奨しています。

Windows10クリーンインストール後はメーカーサイトからダウンロードしたドライバーを適用します。

メモリー8GB認識

システム構成を確認すると、メモリーは8GB認識されていました。

起動時間比較

電源を入れてからデスクトップ画面・タスクバーのアイコン全てが表示されたあと、スタートボタンを押して反応するまでを比較します。
パスワードロックは共にかかっていません。

元環境

  • Windows8.1から10へ環境を引き継いでアップグレードされた状態
  • HDD500GB
  • メモリー4GB

修理後環境

  • Windows10クリーンインストール
  • SSD240GB
  • メモリー8GB

元環境:10分強
修理後環境:2分弱

CPUスペックに限りがあるため高性能CPUに比べると修理後環境でももたつきは感じられますが、それでもスピードはかなり改善されています。
書類作成をしたりインターネットサーフィンをしたりする程度であれば、快適に使用できるようになりました。

外部清掃・機能確認

元通りに組み戻したあと、デバイスマネージャーや機能などの確認を行います。
異常がないことを確認して、終了です。

SSDは壊れてしまうとHDDと違いデータの救出がほとんどできないため、データの2箇所保存(パソコン内部と外部)を推奨しています。
もちろんHDDでも推奨されるのは間違いありませんが、SSDでは常に行っていただけますと安心です。

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