こんにちは。パソコンドック24 泉大津店 の川端です。
和泉市のお客様からHP製ミニタワーパソコンで電源ボタンを押しても一瞬通電するだけで正常起動しないとご相談を受けました。
より一層の快適操作性を求め、ご自身で高性能なCPU（中央演算処理装置）への取り換え作業されたようです。早速診断作業を始めましたが不具合原因が中々判明しませんでしたので、マザーボード（電子基板）又は、CPUの故障を疑いました。そこで、冷却ファンとヒートシンク（放熱用の重層金属板）を取り外した後CPUをソケットから取り出しました。
『オー！何てこった！』
ナッ！ナッ！ナッ！何と、ソケットのピンが目にしたことがないほど無残な状態になっていました。
CPUにはマザーボードとの規格を合わすため、シリーズや発売世代ごとに異なった位置に切り込みがあり、ソケットの凸部に合わせて装着します。このような姿になった原因を推察すると、CPUの向きを誤って装着し、接点を密着させるためのレバーを強い力で無理に留めたと思われます。
その時に歪んだと思われますが、交換したCPUと、当初装着されていたもの何れも正常動作しなくなっていました。数本のピン曲がりはこれまでも修理で改善しましたが今回の状態は整形しての修理は困難で作業中止となりました。
このような事態も発生する恐れがありますので、ご自身での仕様変更はくれぐれもご注意の上慎重に作業してください。仕様変更ご希望でご不安な事やご不明な点がある場合はお気軽にお問い合わせください。
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