こんにちは。パソコンドック24 京都・四条店 です。
京都市中京区からお越しいただいた方の水損・通電できなくなったパソコンの奇跡の復活をご紹介します。メーカー:mouse(マウスコンピューター)型番:EH345W10
半年前にお酒をキーボードにこぼしてしまい、電源が入らなくなったパソコンです。
水分がかかったパソコンは様々な症状が出ます。
キーボードの入力ができなくなる、電源は入るが画面が映らなくなる、電源そのものが入らなくなるなどなど・・・。今回は電源が入らなくなった状態です。
早速分解をしてみましょう、底板から外していきます。
一見水分が侵入したようには見えませんが、底板にはしっかりと水分が流れた跡があります。
更に分解してマザーボードの表裏も見ていきます。
マザーボードの上面に腐食した部分がありました。
拡大すると複数のチップを覆うように腐食があります、これを除去して組み直して起動させてみます。
電源が入りました、やはりあの腐食が通電を妨げていたようです。
OS起動後各インターフェースの確認、連続稼働のチェックをして異常は見られませんでした。
今回は洗浄により機能回復しましたが、同じような状態でもチップのショートや物理的な損傷により大掛かりな修理が必要になる場合があります。
水没した場合、ふき取ってから確認のために電源を入れてしまうことがありますが内部の水分はすぐには乾燥しないので電源を入れないようにしてください。
可能であればバッテリーを取り外し、通電させない状態でそのままお持ちください。当店では水没したパソコンはまず水没診断・洗浄を実施します。
今回のケースのように水没診断・洗浄で回復する可能性がありますので、電源を入れたい気持ちを押さえて、まずはご連絡ください。
公開: