こんにちは。パソコンドック24 名古屋・庄内緑地公園店 です。
海部郡大治町よりお越しのお客様から「REGZA PCというロゴは出るが、回転マークが続きWindowsが起動しない」とご相談いただきました。
もともと動作が遅いことがあったそうで、一晩置いておいても状況が変わらなかったそうです。
HDD故障の疑いが強いですが、データが大切ということでお預かりになりました。
東芝 D713/T2K PD713T2KSVW ロゴから先に進まない
2014年発売のWindows8.1モデルです。
電源を入れるとロゴは出現しますが、回転マークから先に進みません。
分解：HDD
まずはデータが最優先なので、HDDの取り外しに進みます。
裏の白色パネルを外します。
このパネルはツメで固定されているだけですが、ツメがあるのは端だけではないので取り外しにくいです。
パネルを外すと足の下にHDDが存在します。
マウンター固定ネジを4個外し、SATAコネクターから抜き取ります。
HDDステータス：注意
使用時間は3500時間ほどで、読めなくなったセクターがあるとはいえ8ほどです。
しかし、この代替処理保留中セクターが1でもある上でその箇所がWindowsの起動に必要なファイルの箇所だったりすると、それだけで起動しないこともあります。
代替処理セクターが3000でも起動するものはする（ただしとても遅い場合が多い）ので、どちらにしても早めの対処が必要です。
データ救出
注意状態とはいえ軽度でしたので、無事お客様が希望するデータを計72GBほど復旧することができました。
家族写真などもあったため、お喜びいただけてこちらも一安心です。
救出したデータはまず真っ先に複製コピーを取るようお願いしております。
パソコン修理
Windows10はあと3年弱でサポート終了しますが、それまでは使うことが可能です。
SSD換装・メモリー増設をして修理していきます。
CMOSバッテリー消耗
電源を入れると、しばらく使用していなかったためかCMOSバッテリーが消耗しているようで日時設定がリセットされていました。
内部清掃ついでにそちらも交換します。
分解・内部清掃
キーボード・マウス用のBluetooth機を抜き取り、足両方とDVDドライブを外します。
更に固定用のネジを全て外し、ツメに気をつけながらパネルを取り外します。
内部はあまり埃もなく、綺麗な状態でした。
内部清掃後、CMOSバッテリー（ボタン電池）を取り替え、4GBのメモリーを銀シートの下に1枚差して4GB2枚の8GBに増設し、組み戻していきます。
SSD換装
2.5インチのSSD240GBを取り付けます。
このタイプの機種はマウンターやネジ受けが2.5インチに対応しているので、3.5インチ変換のマウンターを使う必要がありません。
日時設定
ボタン電池を取り替えたことで当然日時リセットがかかるので、現在の日付と時間に設定します。
Windows10クリーンインストール
SSDにWindows10をクリーンインストールし、HDDから取り出したソフトウェアで調整を進めていきます。
メモリー増設した上でSSD換装をしているので、元環境よりも快適になりました。
外部清掃
外部清掃とキーボード・マウスの清掃を行い、各種機能の確認をしたら終了です。
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