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電源が入らない Let’s note CF-T5の修理事例 原因はヒューズの破損

カテゴリー : パソコン修理マザーボード修理新大阪店Panasonic

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きめ細かい対応が自慢の新大阪店です。今回お預かりしたLets’noteは、電源が入りません。お客様から話を聞いた時点では、思い当たる原因が特にないので、分解して調べる必要があります。

お持込いただいたのは、Panasonic Lets’note CF-T5

光学ドライブはついていません、バッテリ動作と軽量化を狙ったモデルです。この種のモデルは小さい筐体の中にびっしりとパーツが詰まっていて、もともと壊れやすいものです。詰められているパーツも、性能や耐久性よりも、小ささ・軽さが重視されています。そのため暑くなってくるとトラブルが発生することが多いのですが、今回は少し事情が異なるようです。

それではさっそく検証を進めます。

電源ボタンを押しても、パワーがオンになりません。バッテリーのチャージランプも点灯しないので、スイッチの不具合やHDD等の各種デバイス不具合といった、ありがちなトラブルではなさそうです。

定番のACアダプタ測定。近くに同型ACアダプタが無かったので、お手軽に検証できるACアダプタの出力電圧を測定してみます。

デジタルマルチメーター DT9205A

15.89Vの表示。このCF-T5は定格16Vですので、正常です。

廉価版テスターですが、この程度の計測ならこれで十分ですね。扱いやすいテスターなので、精度を特に必要としない計測ではこれを使うことが多いです。

ACアダプタに問題が無いとわかったら、ACコネクタからメインボードに通電がかかっているかチェックします。ACコネクタ内部の破損や障害(←よくあります)の有無の確認です。

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分解してゆきます。Lets’noteシリーズはどのモデルも分解が大変です!

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もっと分解します。

・・・分解しました。分解手順を説明したいところですが、細かく写真を撮ってると作業が遅くなっちゃうので、すみません。この時期は依頼が立て込んでいるので、少し省略させていただきます。

ここまで分解すればチェックできますので、ACコネクタからのラインを測定します。

結果は・・・ちゃんと通電しています。これでメインボードの故障が確定です。

ノートPCの場合、メーカー修理や普通の修理業者さんは、メインボードが故障すると丸ごと交換することが多いです。しかしメインボードを交換すると修理費用が高くなってしまいますので、当社では可能であれば故障箇所をピンポイントで補修します。そのほうが納期も早くなります。当社のスタッフは訓練してますので、電気工作は得意です。

まずは、一次電源回路をチェックしてゆきます。

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おっと、いきなりおかしなことが。一次電源にごく近い部分でも回路に電圧がかかっていません。

外部から電力が入力される近辺に問題があるということです。

回路を追っていくと・・・すぐに問題箇所が見つかりました。

上記の写真では分かりにくいですが、2Aのヒューズに導通がありません。つまり、ヒューズが切れているということです。

この部分で電気の流れが止まると、ここは一次入力部なので電力を全く供給できません。

ヒューズを正常品に交換し、本体を組み立て直して電源オン!

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おお!通電しました!!!

復旧しました!!

念のため、負荷をかけた状態で、まる一日連続動作を続けます。当社ではこの種のストレステストを必ず行ないます。

夕方になりましたが、特に問題ありません。修理完了です。

CFシリーズでは、ヒューズ切れによる故障は少ないのですが、やはり精密機器、こういったことも起こりますね。

今回はメインボードを交換せずに済みましたので、修理日数と費用を抑えることができました。安く・早く修理したいなら、パソコンドック24にお電話ください。

PC修理 「正常に起動しない」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)

PC修理 「動作が遅い・固まる」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)


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