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【更新未適用】Lenovo 330-15IKBR 動作が遅い

カテゴリー :SSD換装・交換 パソコン修理 フリーズ・動作が遅い

北名古屋市からお越しのお客様より、「動作が遅く使い物にならない」とご相談いただきました。
店頭で確認してみるとWindows Updateの未適用が多く、Windows10のバージョンも古いです。

Lenovo ideapad 330-15IKBR Windows10バージョン1909

第8世代Core i7・メモリー8GB搭載のWindows10ノートパソコンです。
構成はOptaneメモリー16GBとHDD1TBとなっており、高性能モデルです。
購入後、あまり使用頻度が高くなく使用するたびに遅くなっていくため更に使用頻度が落ちたとのことです。

Windows10のバージョンは1909。
2019年9月バージョンという意味です。
現在は22H2(2022年下半期バージョン)ですので、3年ほど前のバージョンになります。

Windows Updateの未適用が大量です。
20H2(2020年下半期バージョン)をダウンロードしようとしている形跡があるので、これが原因で遅くなっているようです。
パソコンがWi-FiやLANケーブルで自動的にインターネットへ接続するようになっていると、起動の段階からWindows Updateの確認を行う仕様になっています。
使用時間が短かったり使用頻度が低かったりすると確認を行うだけで終了する場合もあります。
そうすると何度も確認を行いその度に更新が増えていくので、更新にリソースが割かれどんどん遅くなっていく、という形になります。

参考記事:【起動に30分かかる】東芝 T45/GGSI 動作が重い

McAfee有効期限切れ

また、体験版としてプリインストールされていたMcAfeeのライセンス有効期限が切れていました。
期限切れのウイルス対策ソフトは入っている意味がなく、ウイルス対策も行えていません。

OptaneメモリーをNVMe SSDへ換装

このノートパソコンはOptaneメモリーを使用したキャッシュ構成となっています。
Optaneメモリーは何らかの形でキャッシュ構成が外れるとWindowsの起動ができなくなり、データ復旧も高額になる場合が多いです。

参考記事:【HDDが非互換表示】 Optaneメモリーのデータ障害で起動しない

このパソコンは第8世代CPUでWindows11に対応している上、OptaneメモリーのコネクターはNVMe SSDを差すことが可能です。
お話を伺うとデータは消えても問題がないとのことです。
Windows10は2025年の10月でサポートが終了してしまうため、この機会にSSD換装してWindows11をインストールすることになりました。

Optaneメモリー解除

Optaneを解除せずSSDやHDDを外すと非互換表示になってしまうため、Windowsが起動する場合はOptaneを解除してから分解します。

隠れているメニューの中で、Optaneメモリーアプリケーション上で右クリックしアプリケーションを開きます。

「無効」をクリックします。

Optaneシステムが解除されるまで待ちます。

終了したら再起動します。

「Optaneメモリーが無効です」となっていれば成功です。

分解:Optaneメモリー・HDD

裏面のネジを全て外し、DVDドライブを左方向へ引き抜きます。

ショート防止のためバッテリーコネクターを抜きます。
右上にあるOptaneメモリーと左下のHDDを外し、仮組みしてメモリーのチェックテストを進めます。
メモリーの異常は見つかりませんでした。

Optaneメモリー・HDD正常

使用時間は短く、共に正常です。
ウイルスなども検出されなかったので、Windows Updateの未適用による動作不良で間違いありません。
この場合Windows Updateを最新まで適用すればスピードがある程度速くなりますが、今回はSSD換装をするため行いません。

Windows11インストール

検証用のNVMe SSDを差し、Windows11のインストールを進めます。

Optaneを外してのインストールになるため、「RST mode」から「AHCI mode」へ切り替えます。

クリーンインストールは無事完了し、Lenovoメーカーサイトからダウンロードしたドライバーも適用できました。

HDDデータドライブ化

256GBのNVMe SSDを取り寄せ、入荷後再度Windows11のインストールを行います。

最新の状態まで更新し、Microsoft UpdateやMicrosoft Storeアプリも更新しました。

Cドライブとして使われていたHDDは内部データを完全消去し、データ用のDドライブとして使用できるようにした上で内部清掃をして組み戻します。

SSDは空き容量が少ないと動作が不安定になったり寿命が縮んだりするので、写真や音楽などはDドライブに保存できるようにしました。

Microsoft Officeインストール・外部清掃

受付時にお預かりしていた情報でMicrosoft Officeをインストールし、外部清掃して返却です。
週に1回程度インターネットに接続した上で起動しておくと、スリープにならないようにしておけばWindows Updateが自動的に適用されます。
電源メニューに「更新してシャットダウン」が現れたら必ず選択して終了するようにしましょう。

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