こんにちは。パソコンドック24 平塚店 の中塚です。
今回は、バッテリーが膨れて本体が変形してしまったパソコンの修理事例です。
マシンは、Hp社のX360-15-CU0000Tuです。
X360シリーズはスタイリッシュで人気のあるモデルですね。
1.お預かり時の状態
事前にお電話をいただいたときは通常のバッテリー交換を考えていましたが、実際にお持ちいただくと、バッテリが膨らんでいて、本体が盛り上がっている状態でした。
写真を見ていただくとわかりますが、キーボード側が盛り上がっており通常のご利用は難しい状態でした。
バッテリの膨らみは、Google検索で見ていただくと分かりますが、劣化による内部のガス発生が原因のようです。この状態では、元に戻らないのでバッテリーを交換するしか方法はありません。
2.分解・部品交換
裏蓋を開けて内部を確認すると…
黒い横長の部品がバッテリーです。見事に膨れています。
通常は、バッテリ型番がすぐ見えるのですが、このモデルは上側の黒いビニールをはがすとバッテリーの型番が見えてくるようになっていました。
交換後のバッテリーの状態です。
新しいバッテリーですので、きれいな平面状態です。
一緒に、空冷ファンも汚れを落としておきます。
交換後、先ほどはずした黒いカバーを貼り付けます。
上から見ると…
この後組み立てますが、膨らみの影響で本体取り付けネジが破損していましたので、修復して組み立てます。
きれいに元に戻すことができました。
3.動作テスト
交換後は、動作テストを兼ねてバッテリーの長持ち処理を行います。
この作業は、お客様にご了承いただいた上で、作業用のテストユーザーを作成し作業をします。
(テストユーザーはご返却時にお客様に削除をご確認いただいております。)
バッテリ交換の注意点は、懐中電灯の電池交換とは違い、交換後の処理をするところです。
これによりバッテリーが長持ちします。
やり方はフル充電→放電→フル充電を1回繰り返す単純な内容ですが、放電後の放置はよくないので注意が必要です。これによりバッテリが長持ちします。
お仕事などでお急ぎの方は、やり方をご案内するようにしています。
最近のパソコンは長時間バッテリーで少しお時間がかかるので、こちらでやらせていただいた方が、お手間はかからないと思います。
4.お渡し
テストが終わったら、クリーニングしてお渡しです。
モデルによっては、3年くらいたつとバッテリの持ちが短くなるようです。
特に外出ご利用の多い方は劣化が早いかもしれません。
バッテリの持ちが悪いなど、お困りのことがあればお近くのパソコンドック24まで、お気軽にご相談ください。
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