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Safariを開くと電源が落ちる? iMac 2014の修理事例

カテゴリー : Mac修理SSD換装・交換(Mac)ロジックボード修理(Mac)高松店

こんにちは。パソコンドック24 高松店 です。
今回はAppleのiMac 27-inch Late 2014をお預かりしました。

iMac (Retina 5K, 27-inch, Late 2014)電源落ちる 外観

動画を見ていると勝手に再生速度が速くなったり、ブラウザアプリのSafariを開いていると電源が落ちることが有るとのご申告です。
また、ご来店の前日には、起動時のアップルマーク表示中に電源が落ちてしまい、再度起動させても繰り返し電源が落ちたとの事でした。

 

お預かりした時の状況

お客様と一緒にiMacを起動し、症状の再現を試みましたが、その際は全く症状が出ず、お預かりして検証させて頂く事になりました。

 

詳細診断・分解

症状の再現を何度も試みましたが、再現しませんでした。

お伺いした症状から、画像処理を行うGPUが疑わしかったのですが、このMacはGPUがロジックボードと一体になっているため、交換時はロジックボード自体を取り換える必要が有ります。

分解を行い、映像出力に関連するパーツとしてメモリやケーブルなどのチェックも行いました。

動作検証、パーツの付け替え、切り分けを行って、ロジックボード(GPU)が原因であることを確認いたしました。

iMac (Retina 5K, 27-inch, Late 2014)電源落ちる 分解

 

 

ロジックボード交換・SSD換装

GPU一体型のため、ロジックボードを取り寄せ交換いたしました。

iMac (Retina 5K, 27-inch, Late 2014)電源落ちる 交換用ロジックボード

ロジックボードの交換と合わせ、今後、長期のご利用を考慮し、SSDへの換装をご提案させて頂きました。
また、お預かりしたiMacにはフュージョンドライブが搭載されていました。

iMac (Retina 5K, 27-inch, Late 2014)電源落ちる フュージョンドライブSSD・HDD

フュージョンドライブはSSDとハードディスクを1つのボリュームとして扱い、読み書き速度の向上をはかりつつ、大容量化ができます。

SSDが高額で、容量も小さかった時期に、SSDの速度とハードディスクの大容量の良いとこどりをした仕組みですが、現在はSSDの価格が下がり、容量も大きくなったので採用されることが無くなっています。
また、フュージョンドライブには大きな欠点が有り、SSDとハードディスクのどちらか一方でも故障すると、データが全く取り出せなくなります。

ハードディスクの使用時間も10,000時間を超えており、予防交換の意味も含めてSSD+ハードディスクを、SSD1本に換装するご提案をさせていただきました。

 

併せて、お仕事でご利用のデータが入っているとの事で、外付けのハードディスクを使って、タイムマシンによるバックアップをご提案させて頂きました。

設定しておくと、自動的にバックアップを取ってくれるMacの便利な機能です。

 

修理完了・動作確認

ロジックボード交換、SSD換装を実施し、動作確認を実施しました。
交換後も、ご申告頂いた症状は発生せず、正常に動作することを確認いたしました。

iMac (Retina 5K, 27-inch, Late 2014)電源落ちる 修理完了

 

ハードディスクやSSDには寿命が有り、一般的にはハードディスクで約3年、SSDで約5年と言われています。ただドライブの性能や使用用途によっては、それ以上にも以下にもなります。

突然の故障やデータの消失をふせぐため、予防交換として、ある一定期間を経過したハードディスクやSSDは新しいものに取り換えると、安心して長くお使いいただけると思います。

予防交換にご興味が有る場合、相談だけでも結構です。お気軽にパソコンドック24高松店にご相談ください。

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