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【Surface Laptop3 】Windows11 ドライバー一括インストール

カテゴリー :パソコンが起動しない パソコン修理

こんにちは。パソコンドック24 名古屋・庄内緑地公園店 です。

ブルースクリーン

名古屋市西区からお越しのお客様より、「使用者が変わるため初期化を行ったら青い画面にQRコードが表示されるようになった」とご相談いただきました。
QRコードを読み込んで指示通りに進めても直らないとのことです。

Surface Laptop3 15インチ 初期化後正常起動しない

Surface Laptop3

法人でお使いのパソコンで、使用者が変わるため初期化したところブルースクリーンが出るようになったとのことです。

Inaccessible Boot Device

「Your device ran into a problem and needs to restart. We’ll restart for you.」
「デバイスに問題が発生したため、再起動が必要です。」という意味合いです。
下部に表示されているストップコードは「INACCESSIBLE BOOT DEVICE」ですので、ブート用のデバイスにアクセスできていないようです。

データは消えても全く問題ないため、使用できるようにしてほしいとお持ち込みいただきました。

分解:SSD

Surface Laptop3 裏面

裏面の足を外し、その下にあるネジを4個トルクスドライバーで外します。

キーボードケーブル

キーボード部を持ち上げ、ケーブルを外します。

Surface Laptop3 内部

左スピーカーの右横にあるのがSSDです。
ネジを外して抜き取ります。
仮組みの上メモリーのエラーチェックを行いましたが、異常は見つかりませんでした。

SSD不調

SKhynix SSD

健康状態のパーセンテージは若干低下しているものの正常範囲内です。
しかし、使用時間が2469時間なのに対して電源投入回数が「150803回」と大量の数値を検出しています。
またアンセーフシャットダウン回数も6000回をこえており、ブルースクリーンで強制シャットダウンしていたとはいえおかしな数値です。
読み書きのスピードテストでは問題ありませんでしたが、異常数値が初期化失敗に起因しているかもしれません。
お客様と相談の上、SSDは交換することになりました。

SSD交換

SSD交換

同容量の256GBで2230(幅22mm・長さ30mm)のものを取り寄せ、ヒートシンクを取り付けて清掃後組み込みます。
NVMe規格のSSDは従来のSSDよりも発熱しやすいため、大切な作業です。

Windows11クリーンインストール

このSurface LaptopはWindows11に対応しているため、Windows10にリカバリーするのではなく11をインストールします。
Surfaceはリカバリーイメージをダウンロードできるのでそちらからリカバリーメディアを作成するのが望ましいですが、残念ながら10用のイメージしかダウンロードできません。

Surfaceリカバリーイメージ

Windows10からWindows11へバージョンアップグレードすると不具合発生の確率が高くなってしまいます。
そのため、OSはクリーンインストールすることになりました。

Wi-Fi・キーボード未認識

先程組み込んだSSDにWindows11をインストールすると、キーボードやWi-Fi機器を認識できていないようで操作ができません。
外付けのキーボードとマウスを接続し、コマンドプロンプトを使用してローカルアカウントでセットアップします。

デバイスマネージャー

デバイスマネージャーを開くと未認識デバイスが多く、Wi-Fiを認識していないためインターネット経由でのドライバー適用もできません。
Microsoftがドライバー一括インストール用のファイルを公開していたため、そちらを使用して調整します。

Surfaceドライバー一括インストール用ファイルダウンロード

Surface のドライバーおよびファームウェアの更新プログラムを管理および展開する」にアクセスします。

ドライバーページ

ダウンロードできるSurface機種の一覧があるので、対応したリンクをクリックします。
今回はAMD CPU搭載機種のため「AMD プロセッサを搭載した Surface Laptop 3」を選びます。

ファイルダウンロード

「Download」をクリックします。

ドライバーダウンロード

「SurfaceLaptop3_AMD_Win11」にチェックを入れ、「Download」をクリックします。

ドライバーインストール

ダウンロードしたファイルをSurface Laptop3に移動し、実行します。

デバイスマネージャー

未認識デバイスはなくなり、Wi-Fiや本体キーボード・タッチパッドが使えるようになりました。

Windows Update

Windows Updateを実行し、最新へ更新します。

BitLocker解除

トラブル防止のためにBitLockerファイル暗号化は解除しておきます。
その後、タスクバーアイコン左寄せや応答不可設定などの細かい部分を使いやすいように変更しました。

外部清掃・返却

修理完了

外部清掃を行い、各種機能の確認を行ったら返却です。
初期化に失敗する場合、パーツ故障やデータ破損が考えられます。
OSインストールは外部メディアを使用して行うのが安全ですね。

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