相模大野店 店長の中木です。こんにちは。
本日は、第6世代 iPod Classic 160GB A1238 が中から異音がして起動しないとのご相談です。
かれこれ8年近く使っており、愛着のあるモデルとのことでした。
こちらのモデルは中に入っているHDDが特殊な規格のものが入っており、ほとんど流通していないのと、今後も長く使うことを考えてSSDへの交換をご提案させていただきました。
【新エントリー記事】あわせてご覧ください 2018/3/23
★続!iPod classic・videoのフラッシュメモリー化(A1238・A1136)★
こちらがお客様のiPodです。
さっそく分解します。
本体の側面から工具をたくさん差し込み開封していきます。
アルミの爪がとっても固いため、慎重にかつ大胆に分解していきます。
分解後がこちらです。
写真左が本体の底面で、バッテリーがついています。右がZIF形式のHDDです。
本体の内部の大半がHDDとバッテリーで占められています。
HDDを確認したところ、ガチャガチャと異音がして正常に認識もできていない状態でした。
SSDへ交換いたします。
mSATAのSSDと、それをZIFに変換するマウンター。
パソコンを修理していると、角がとげとげしている部品が多い中、こちらのSSDマウンターは角が丸みを帯びていて、形状がとてもかわいらしいなあという印象を受けました(笑)
せっかくの機会ですのでバッテリーも新調しました。
両面テープが固く、これまた剥がすのが大変でした。
左側が新しいバッテリー、右側が元から入っていたものです。
最後に、バッテリーのコネクターを差しなおし、アルミフレームをもとに戻し、パソコンにつないでiTunesから復元をすることで作業終了です!
お店のパソコンから復元を試し問題なく動作も確認できました。
お客様のパソコンにて初期化、iTunesと同期していただいて完了です。
参考画像
右:今回のiPodで使用されていた1.8インチHDD
中:主にノートパソコンに入っている2.5インチHDD
左:主にデスクトップパソコンに入っている3.5インチHDD
東芝さんは以前この1.8インチHDDで端子が様々なHDDを製造していました。
たま~に見かけてテンションが上がったりします。
今から18年前ごろのiPod Classicには、この小さなHDDが搭載されて160GBの容量があったと考えると、改めて驚かされました。
今回iPod classicのSSDを換装させていただきましたが、2008~2009年ごろのモデル、第5世代や第6世代のころが可能で、また発売時期や型番によって使える容量や部品の選別が必要です。
いまは大容量のSSDもだいぶお安くなりましたので、もしもご自宅に眠っている・まだまだ現役で使っているiPod classicがありましたら、SSD換装やバッテリー交換などをしてご使用されるのはいかがでしょうか?
SSDに換えることでiPodの電池持ちもよくなります。
その際は、当店にお問合わせいただければ幸いです。
※ iPod修理は、相模大野ロビーファイブ店が独自に行っている修理です。
パソコンドック24 グループ全店で行っているものではありません。
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