こんにちは。パソコンドック24 三重・津店 です。
今回は当店のSONY NETJUKE修理ブログ記事が以前から気になっていたというお客様から、SONY NETJUKE NAS-D500HDのSSD換装を宅配修理でご依頼いただきました。当店ではNETJUKEのSSD換装や修理等の依頼、お問い合わせを日本全国からいただいていることもあり、NETJUKEの修理はほとんどが宅配修理となっております。
過去の記事
・SONY HDDコンポ NETJUKE NAS-50HDのSSD化 津市のパソコン修理事例
・SONY NETJUKE SSD化第2弾（NAS-M75HD）
ただNETJUKEの修理は、内部パ－ツの経年劣化等により年々難しくなってきており、思いもかけぬトラブルが発生することもあります。また元々このシリーズは放熱の問題から壊れやすいパーツがあり、最近はその辺のリスクをご理解いただける場合にのみ対応させていただいております。ご了承ください。
早速分解していこうと思いますが、このモデル、ご自分で分解しようとして破損させてしまう方も多いです。今回は違いますが、当店でも破損した状態でお預かりするケースも多々あります。
このブログを参考にしてSSD換装にチャレンジされる方もみえるかも知れませんので、分解する際に気を付ける点も含めて説明していきます。
まずはコレ。ネジです。
NETJUKEで使われているネジは主に画像の２種類になります。
ネジの長さも違いますが、一番の違いは溝の間隔が違います。上がミリネジ、下がインチネジになります。違うネジを使うとネジ穴を痛め、ネジが締まらなくなる可能性があるので注意が必要です。
インチネジに比べミリネジの使用箇所は少ないので、取り外した際にミリネジを外した箇所に目印をつけておくと間違えにくいと思います。
次がサイドパネルです。ネジを外してもツメで引っかかっているため、そのままでは外れません。無理に外そうとすると中のツメを折ってしまします。
画像にもあるように、後ろ側へ少しずらすようにして外します。
サイドパネルと天板を外した状態です。汚れに見えるのはホコリです。NETJUKEは電源スイッチを切っても内部では放熱用のファンが回り続けています。２４時間ホコリを吸い込み続けていることになるので、当然内部はホコリが溜まってしまいます。
かと言って、使用後いちいち電源コードを抜くのもオススメしません。それは電源コードの抜き差しの際に壊れることがあるからです。
さらに分解していくとマザーボードが出てきますが、やっぱりホコリが溜まっています。
ハードディスクはマザーボード（赤い四角）の下にあります。内部の配線はほとんどがＦＦＣ（フレキシブルフラットケーブル）で差し込み式になっています。抜くときはそれほど慎重にならなくて大丈夫ですが、差し込む際は細心の注意を払ってやらないとすぐに端子がダメになってしまいます。
左が取り出した元のハードディスクです。このシリーズからハードディスクのインターフェースがIDEからSATAに変更されています。SSDに換装する際、これまでのモデルではIDEからSATAに変換するアダプターが必要でしたが、このシリーズから必要なくなりました。
元のハードディスクの容量は160GB、交換するSSDは１TBになります。
元のハードディスクの中身をSSDにコピーし、SSDの容量に合わせてパーテーションサイズの調整を行います。
〇印の【未割り当て】の分だけ元のハードディスクより容量が増えることになります。
作業が完了しましたので、起動してシステム情報を確認すると容量が大きく増えています。
ＨＤＤ残量が100％になっていますが、これはお客様が修理に出される前に初期化されたとのことで、データが何も保存されていないためです。
だいたい当店でNETJUKEのSSD換装を依頼されるお客様は、最低でも5000曲以上、多い方だと30,000曲以上保存されています。またその音楽データを大切にされている方がほとんどですので、最初はデータが消えてしまったのかと焦りましたが理由を聞いて安心しました（笑）。
無事にSSD換装が完了しました。このモデルはSONY自慢のデジタルアンプ（S-Master）が搭載されていない下位機種ですが、逆にその分だけ発熱量も控えめで上位機種よりも故障しにくいのではと個人的には考えています。これからも長く使いたい方には良いモデルかも知れません。
NETJUKEでお困りの際は、お気軽にパソコンドック２４三重・津店までお問い合わせください。
※ パソコン以外の家電やゲーム機などの修理は、対応可能な店舗が限られるため、事前に店舗へお問い合わせください。
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