こんにちは。パソコンドック24 本町店 です。
大阪市西区のお客様より、Dell Studio 1557をお預かりしました。Windowsの画面が真っ暗で正常に起動しないとのことです。まず店頭で状況確認。
電源ボタンを押し、メーカー・Windowsのロゴが出た後にマウスカーソル（ポインタ）だけが出て止まりました。ここから先、いくら待っても何も起きません。この状態を補修する必要があります。
このような場合、ハード系（HDD・メモリ）・ソフト系（OS、ウイルス）どちらかが原因である可能性があります。後者の可能性のほうが高いですが、前者だと呑気に診断していると後で面倒なことになりますので、手順を踏んでしっかり診断する必要があります。
データ保全のためHDDを取り出しバックアップ。HDDを診断しましたが、特に問題ありません。メモリテストも問題なし。どうやらハード面は問題なさそうです。
さらに診断を進めます。先ほどの、マウスカーソル（ポインタ）だけが表示されている画面で、Ctrl+Alt+Delボタンを同時に押してみます。
ロック・ログオフなどを行なうメニュー画面が表示されました。ということは、実際にはデスクトップにログオンできているということです。ここでログオフし、再度ログオン。
するとデスクトップ画面が表示されました。デスクトップにログオンした後に、何らかのソフトウェア的な障害が起きているようです。ここまで分かれば問題の切り分けは簡単です。
ログオン時のスタートアップ項目を見てみると、怪しげなプログラムが動いています。調べてみると、「TROJ_INJECTO.ASL」という名前のマルウェア(ウイルス)であることが分かりました。
このプログラムをスタートアップで無効にしてWindowsを起動してみます。
今度は正常にWindowsが起動しました。原因はウイルスであることが判明しました。
この段階で、お客様へ診断結果をお伝えして修理着手となります。今回はマウスポインタしか表示されないという症状でしたが、裏で重大な怪しい動作を行なっていた可能性もありますので、甘く見ることはできません。
お客様に確認したところ、データの安全性が重要とのこと。当社の技術でウイルスだけを削除することも可能ですが、完全にクリーンな状態であることを担保するためにOSリカバリのうえでデータのみリストアすることになりました。
マルウェア駆除（ウイルスなど）・迷惑ソフト駆除
弊社おすすめのリフレッシュパック及びデータバックアップ・リストアにて無事納品です。
弊社お勧めのリフレッシュパックは、セキュリティ対策を万全に施してから納品するため、ウイルスが侵入したパソコン修理としては有効な手段です。
パソコンの調子が悪かったり、セキュリティに不安があって何をすればよいか分からない方は、パソコンドック24へお気軽にご来店ください。
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